2022/10/20
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り（又は後悔）しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、＜建物状況調査的なインスペクションで良いの？＞についてお話をします。
今日のお話は
「建物状況調査」とは
どんなインスペクションなのか等のお話をします。
先ずは
下記写真を見て下さい。
上記写真①は
壁クロスにひび割れが入っている写真です。
「建物状況調査」の報告書には
ただ単に
何処其処の壁クロスにひび割れが入っています。
と言う報告書に書かれるだけです。
上記写真②は
戸襖の上部が中鴨居に当たって閉まらない写真です。
「建物状況調査」の報告書には
ただ単に
何処其処の戸襖の上部が中鴨居に当たって締まりません。
と言う報告書に書かれるだけです。
上記写真③は
扉の下部が敷居に擦る写真です。
「建物状況調査」の報告書には
ただ単に
何処其処の扉の下部が敷居に擦ります。
と言う報告書に書かれるだけです。
上記写真④は
床下の束石にひび割れが入っている写真です。
「建物状況調査」の報告書には
ただ単に
床下の束石にひび割れが入っています。
と言う報告書に書かれるだけです。
実際には
床下に入っての調査はしないので
この様な不具合事象の報告は無いのかな？
上記写真⑤は
屋根カラーベストの経年劣化及び雪止めのサビの写真です。
「建物状況調査」の報告書には
ただ単に
屋根カラーベストの経年劣化及び雪止めのサビが確認されます。
と言う報告書に書かれるだけです。
どうですか？
これが「建物状況調査」なのです。
実際のところ
この「建物状況調査」の依頼は
売主側が実施する事が殆どですが
しかし
上記写真の様な不具合が有る事が事前に分かっていれば
値引きされる事が目に見えますし
契約にならない場合も有りますので
売主側が
費用を出してまでは「建物状況調査」は実施しないですね！
その代わり
売主側は
最初から「買取再販物件」として
リフォーム工事で建物に化粧を施して
販売される事が多いと考えます。
ゆえに
目に見えない箇所は
リフォーム工事で費用をかけていないので
不具合事象のままの状態が多いですね！
例えば
上記写真④の床下の束石のひび割れなど！
この様な物件には
得てして「既存住宅売買瑕疵保険」が不補できますよ！
って言う殺し文句で
購入意欲を増幅させようとしますが
その術中にはまらないように！
購入を考える時には
契約前に必ず
床下・屋根裏に入っての調査が有る
「住宅診断」を依頼して
隠されている不具合事象を発見し
その原因を追求してもらいましょう！
「既存住宅売買瑕疵保険加入適合検査」は
床下・屋根裏に入っての検査が有りませんから
買取再販業者は
それを逆手にとって悪用していますよ！
今日の纏めとして
上記写真の
それぞれの不具合事象の原因が分からなければ
その不具合事象が
今後どの様な悪さをするか分かりませんよね！
だから
不具合事象の原因を
目視の範囲で追求する事が必要なのです！
その為には
「住宅診断」を依頼する事が
必要なのがお分かりになったでしょうか？
もう一つは
買取再販物件は
上記写真の様な不具合事象を
必ず抱えている既存住宅という事を
良く良く考えてから購入して下さいね！
と言う事で
今日のお話は、参考になったでしょうか？
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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