2022/10/23
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<サッシ窓台に先張り防水シート施工は必須?>についてお話をします。
今日のお話は
サッシ廻りの防水処理のお話をします。
注文住宅を考えている方は
このブログを読んで参考にしてみて下さいね!
注文住宅の
瑕疵保険検査に行くと
サッシ開口部の窓台に
先張り防水シートが張られている事が多くなってきました。
以前のブログにも
成形品の先張り防水シートのお話をしましたが
今回は
普通の先張り防水シートのお話をします。
最初に下記写真①を見て下さい。
約20年前の
LIXIL(当時はトステム)の施工資料に載っていた
施工方法なので間違いではないのですが・・・・。
上記写真①は
間違いでは有りませんが
最近では
伸びる(ストレッチ)防水テープが有りますので
それを採用した方が良いと思います。
それが
下記資料①の
上側に有る先貼り防水シートの例です。
因みに
下側の例は既製品を使用した例です。
上記資料①の次の施工で
サッシを取付けた後の
今度は
サッシ廻りの両面防水テープの張り方を説明した資料が
下記資料②の上側になります。
上記資料②の下側の様に
先張り防水シートと両面防水シートの
組み合わせを間違わなければ
サッシ廻りからの雨水浸入は防ぐ事が出来ます。
先張り防水シートの施工は
フラット35の木造住宅工事仕様書には
上記資料①の
「窓台用と柱部用の先張り防水シート」の例が紹介されていますが
この施工が必須とはなっていません。
瑕疵保険の設計施工基準には
上記資料①の3つの施工方法と
両面防水テープのみの施工方法の内
どれかを採用する様に記載されています。
今日の纏めとして
先張り防水シートの施工は
上記資料①の3つの施工方法の内
どれかを採用しませんか?
という事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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