2022/10/25
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<仕上がってしまえば見えなくなる重要な部分!>についてお話をします。
今日のお話は
外壁貫通部分の防水処理のお話をします。
注文住宅を
工務店に依頼する時には要注意ですよ!
この外壁の
主な貫通部分として分かり易いのが
トイレの排水管や換気扇用のパイプ等です。
下記写真①の様に
サイディングと貫通部材(配管)廻りに
シーリングをキチンと打てば
シーリングが経年劣化する迄は
この部分からの雨水浸入は無いのかな?
しかし
もし雨水の浸入が
その上部の方で何らかの原因で起こった場合は
透湿防水シートと貫通部材廻りの
防水処理がキチンと施工されていなければ
雨漏りになる可能性が出て来ます。
例えば
下記写真②の様な
防水処理に不具合が有れば
壁内に雨水が浸入してしまう可能性が高いですね!
最近の現場では
下記資料①の様な
成形品を使用する場合が多くなりました。
上記資料①は
フクビのパイプ用ウェザータイトの成形品です。
多くはこのタイプの成形品と同等品を採用していると思います。
下記資料②は
参考納まり図になりますが
少し見にくいかも・・・・。
上記資料①のフクビの成形品に対して
下記資料③は
城東テクノの成形品です。
上記資料③の場合は
防水テープを後から貼らなくても良いタイプですね!
どちらにも
一長一短が有ると思いますので
工務店で使用し易いパイプ用の成形品を使用して
防水処理に
不具合が起きない施工を実施して頂きたいです!
今日の纏めとして
注文住宅を工務店に依頼される場合は
その工務店が
パイプ用の成型品を
小口径の場合でも使用しているかを
確認して見て下さいね!
小口径の場合は
上記写真②の様に不具合事象になり易い
防水テープのみで防水処理をする場合が多いですから!
もし
小口径の成形品を使用していなければ
必ず使用する様にお願いして下さいね!
何故ならば
防水テープで小口径のパイプ廻りを
キチンと防水処理が出来る職人さんは
大変少ないと思いますから!
という事で
今日のお話は
仕上がってしまえば見えなくなる部分のお話でした。
参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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