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耐震等級の基本的なお話として!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<耐震等級の基本的なお話として!>についてお話をします。

今日のお話は

前回の「耐震性能」に関係の有る基本的なお話をします。

 

家を建てるのであれば

費用対効果がどうか云々は言わずに

許容応力度計算の耐震等級3で建てましょう!

 

本題に入ります。

建築基準法による「耐震等級1」とは

震度6強から7の地震で倒壊崩壊せず

震度5強の地震で損傷しない程度となっています。

 

言い方を変えれば

1回目の震度6強から7の地震で

人命を守る事が前提として考えられています。

 

その後に

その家に住み続ける事は考えていないという事です。

 

では

耐震等級2とか耐震等級3は耐震等級1と比べて何が違うのか?

 

これを

簡単に説明する条件として

軽い屋根の耐震等級1

耐震性と必要壁量を「1」とした場合

 

同じ軽い屋根で

耐震等級2

耐震性が1.25倍になり、必要壁量は1.55倍の壁量が必要になります。

 

耐震等級3では

耐震性が1.5倍になり、必要壁量は1.86倍の壁量が必要になります。

 

耐震等級1と耐震等級3の壁量の違いが

この様な1.86倍という大きな差になります。

 

因みに

重い屋根と比べた場合は

最初の軽い屋根の耐震等級1を基準に考えた場合は

 

耐震等級1

耐震性が1.0倍で、必要壁量は1.14倍の壁量が必要になります。

 

耐震等級2

耐震性が1.25倍になり、必要壁量は2.00倍の壁量が必要になります。

 

耐震等級3では

耐震性が1.5倍になり、必要壁量は2.38倍の壁量が必要になります。

 

何故

重い屋根になると

軽い屋根と比べて必要壁量が増えるかと言うと

 

屋根が重かった場合は

地震による横揺れに対する揺れ幅が大きくなり

復元能力の低減を補強する必要が有るからです。

 

上記の必要壁量は

地盤が頑丈で有った場合の計算です。

 

なので

事前に地盤調査が必要になります。

 

一般的な

スウェーデン式の地盤調査

地盤の硬さを測定しますが

 

同じ硬さであっても

地盤が揺れやすい地盤の場合は

 

一段階は震度が上がる事も

考慮に入れなければなりません。

 

その揺れやすさを

測定する方法として

「微動探査」という調査方法が有ります。

 

耐震等級3の建物でも

地盤が揺れやすい地盤で有れば

 

費用対効果も考えて

「免震構造」「制震構造」をプラスアルファとして考える事も・・・・。

 

という事で

耐震等級1と耐震等級3の違いと

地盤調査のお話を少ししました

参考になったでしょうか?

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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