2022/11/10
このブログは
住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を
住宅診断の一環として
住宅を購入または計画中の方が
泣き寝入り(又は後悔)しない様に
注意喚起の為にアップしています。
今回は、<買取再販住宅を購入する前にする事として!>についてお話をします。
今日のお話は
2000年の耐震基準以前の既存住宅を
購入される時の注意点のお話をします。
特に買取再販業者が販売する
綺麗にリフォーム工事を実施している
既存住宅の購入には要注意ですよ!
最初に
何時その既存住宅が完成したのかを良く調べて下さい!
もし
2000年基準以前の
1981年の新耐震基準以降の住宅でも要注意ですよ!
以前の
ブログにも記載していますが
2000年以前の建物の場合は
地盤調査を実施している可能性が100%近く実施していません。
これは
何を意味しているかと言いますと
よほど
立地条件が良ければ別なのですが
ほぼ普通の宅地に地盤調査を実施せずに建てていると考えた場合
その既存住宅の100%近くは
床の傾斜計測を実施すると
ある一定方向に床の傾斜傾向が確認される可能性が
大変高いのです。
買取再販業者の既存住宅の場合は
その既存住宅の床の傾斜が
よほど酷くなかった場合は
床の傾斜を直さずに
既存の床の上に新しいフロアーを貼りましをするだけ
床のリフォーム工事は終了です。
床の傾斜傾向を調査して
その傾斜の原因までを調査はしません。
もし
その既存住宅の
床傾斜の原因を調査せずに購入した場合
その床傾斜の原因が
地震によってさらに悪化した場合は
床の傾斜が更に傾く事が考えられます。
ここで言いたい事は
①2000年以前の建物であれば
必ず建物全体の床の傾斜傾向を調査して
傾斜の原因は何なのかを目視の範囲で追求して下さい!
②床の傾斜を小手先で補修している場合が有りますので
インスペクターによく調査の依頼をして下さい!
③床とは関係ないのですが
床下の調査は絶対に絶対に実施して下さい!
④2000年以降の建物であっても
建物全体の床の傾斜傾向を調査して
傾斜の原因を目視の範囲で追求して下さい!
買取再販業者の既存住宅の場合は
とにかく
建物全体の床の傾斜計測と
床下の調査は必須中の必須調査です!
今日の纏めとして
買取再販業者の
綺麗にリフォームされた既存住宅を
買取再販業者を信用して契約をしない様に!
と言っても
買取再販業者の物件紹介のホームページを読むと
「住宅診断」?
そんなものは必要無い!と思わせる
テクニック(術中)にハマってしまうのです!
催眠術に掛かったように!(笑)
契約をする前に
「住宅診断」を依頼して
床の傾斜傾向を確認して
その原因を目視の範囲で追求しませんか?
と言う事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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