2022/11/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<電気料金の高騰に備えての屋根形状を!>についてお話をします。
今日のお話は
中国電力の値上げに関するお話です。
注文住宅を検討しているのであれば
太陽光発電設備の設置が出来る
南面の屋根面を広くしておきませんか?
屋根勾配は4寸勾配がお勧めですよ!
中国電力は
2022年9月13日に
「規制料金」のを含めた全種類の電気料金プランの値上げを検討する事を発表。
「規制料金」を
2023年4月からの値上げをする為に
2022年11月にも経済産業省へ認可申請を行う準備をしているとの事!
つまり今月になります。
「規制料金」の方は
2016年4月の電力自由化以前から提供されている電気料金のプランで
一般家庭などでは「従量電灯」に該当します。
詳しい説明をすると長くなるので
簡単に説明します。
最初に
「規制料金」と「自由料金」の違いは何か?
「規制料金」の方は
消費者保護の観点から
「料金内容」や「燃料費調整額」の上限も法的に定められていました。
「自由料金」の方は
「料金内容」や「燃料費調整額」の上限に法的な制限は有りません。
しかし
法的に定められている「規制料金」とは言え
経済産業大臣の認可を受けられれば値上げの改正が出来ます。
つまり
中国電力が11月に値上げ認可申請を行う予定がこの話になります。
因みに
中国電力の「燃料費調整単価」(従量電灯A)を調べてみると
2022年3月~2022年10月 ⇒ 3.19円
2022年2月 ⇒ 2.52円
2022年1月 ⇒ 1.59円
2021年12月 ⇒ 1.05円
2021年11月 ⇒ 0.59円
2021年10月 ⇒ 0.07円
2021年9月 ⇒ー0.34円
2021年8月 ⇒ー0.74円
2021年7月 ⇒ー0.96円
2021年6月 ⇒ー1.30円
2021年5月 ⇒ー1.64円
2021年4月~2020年10月 ⇒この間はー2.00円台で推移しています。
このデータから考えると
ウクライナとロシアとの戦争が燃料高騰と
円安を値上げの原因にしたいのでしょうね!
本心は
原子力発電所の再稼働と
新設を促す為のチャンスと考えているのかも・・・・!
話を戻して
中国電力の「燃料費調整額」の法的な上限は
3.19円と推測?が出来ますし
経済産業省へ「規制料金」の値上げ認可申請を
行いたいのも分かる様な気がしますが・・・・。
法的な上限を取り払うと
何処まで値上がるのかも見当もつきませんね!
以上の内容が
中国電力の電気料金の値上げの為の経過のお話でした。
いずれ
規制料金が2016年の「電力自由化」で
「規制料金」は廃止されて「自由料金」の一本化になり
「料金内容」や「燃料費調整額」の上限の
法的な制限がなくなれば
電力会社が自由に値上げが出来る様になります。
今現在の電気料金の値上げは
ホンの序の口と考えたらゾ~としませんか?
近い将来の事を考えると
注文住宅を考えている方は
是非
太陽光発電設備が設置できる屋根形状のプランにしませんか?
予算が有る人は
最低でも太陽光発電設備と蓄電池を考慮されたプランを
考えて下さいね!
という事で
今日のお話は
電気料金の高騰に備えた家造りのお話でした。
参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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