2017/09/16
住宅診断(ホームインスペクション)とか既存住宅瑕疵保険加入の為の検査ではない「瑕疵検査」も沢山依頼が有ります。
その中で、請負会社の無責任な現場管理が目に付きます。
特に建築に関する知識が無いに等しい考えをしている会社が請負をした住宅の「瑕疵検査」に行った時は、ただただビックリさせられます。
今回は、お客様からの依頼で、お客様、施工会社責任者と私の3者でクレームに対する話し合いをした時の事を書いてみます。
◆話し合いで驚いた事は下記の点です。
①お客様からのクレームを、資料を見せながら間違っている事を説明しても ⇒ 自分の住宅に対する斬新な考え方に共感して頂いて契約をして貰っています。
少々の悪い所が有っても、その他でカバーしているのでクレームになった事は有りません。
②渡した資料を見た後も ⇒ これは私の考え方で施工しているし、何処も同じ納め方をしている。他の建物にも同じ症状が出ているがクレームを言われた事が無い。
③何故、各建材及び工法の施工要領に沿って施工をしないのかを尋ねた時は ⇒ メーカーの営業も現場を見ていて何も言わないし、保証書も発行してもらっているから、自分は悪い事をしたとは思っていない。
クレームを言うのならメーカーに言ってという発想。
④瑕疵保険に加入しているので、保険法人の推奨の施工方法を伝えた時は ⇒ 瑕疵保険に加入する時に、その部分は免責にして貰っているからと平気で嘘?を言う。
⑤設計事務所として設計監理をしているにも関わらず、何故詳細図を書いて職人に指示をしなかったのかを聞いた時 ⇒ 一人でやっているから、そこまで手が回らない。
◆話をしていて感じた事
この施工会社の責任者は、お客様の為に家を創っているという気持ちが無い。
お客様のクレームを真摯に受け止めて対応する気配も見せない。
悪いのは、初めて使った業者又は、メーカーの営業。
自分は何も悪い事はしていない。
建築関係の同業者で、今でもこの様な考え方を露骨に出す人がいるとは。
※今回の一番大きなクレームについては、他の方法で追求する事にしました。
結果は、後日報告する事にします。
※瑕疵を施工会社に言っても、瑕疵で無いと丸め込まれてしまって不安に思っている方は、勇気を出してご連絡を下さい!
ご質問等がございましたら、画面の上下に有る「メールでのお問合せ」でお願いします。
では、今回はここ迄とします。
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