2022/11/21
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<注文住宅の場合は事前床下漏気箇所チェック!>についてお話をします。
今日のお話は
「漏気箇所チェック」を実施した時の
不具合事象の原因のお話をします。
注文住宅を依頼しているかたへ
工事途中に現場を見に行った時に
今から指摘する箇所などを
チェックしてみて下さいね!
下記写真①を見て下さい。
気密キソパッキンに大きなすき間が見えますか?
この場所は
玄関上がり框が取り付く部分です。
これを少し拡大した写真が
下記写真②になります。
上記写真の
気密キソパッキンの大きなすき間に
一液性の発泡ウレタン又はコーキングで
すき間を埋めずに仕上げた場合は
この箇所から
床下の外気が室内に入ってしまう
不具合箇所になってしまいます。
仕上がってしまえば
気密キソパッキンに
大きなすき間が有るとは分かりませんよね!
なので
現場監督さんに
この大きなすき間を埋めた方が良いですよ!
と伝えて貰う様に大工さんに伝えました。
大工さんが忘れずに
現場監督さんに伝えてくれれば良いのですが・・・・。
中間検査時の検査員は
この様な箇所の不具合事象は一切見ませんので
注文住宅であれば
第三者のインスペクターに
構造金物検査と一緒に
床下からの漏気不具合のチェックを
依頼される事をお勧めします。
と言っても
一般的なインスペクションには
床下からの漏気不具合のチェックは有りませんから
広島市内で有れば
Y&Y設計事務所に依頼するしかないですかね?
床下から
室内に外気が入る箇所として
最も大きい断熱欠損としては
下記写真③の
ユニットバス下部の人通口部分の
断熱欠損です。
上記写真③の
人通口部分に
基礎断熱の施工がされていなかった場合は
冬期に
ヒートショックを
引き起こす大きな原因の一つになります。
この箇所も
中間検査時にチェックしておきましょう!
もし
下記写真④の様に
既製品のキソ点検口の部材が入っていれば
取り敢えずは安心ですね!
今日の纏めとして
注文住宅であれば
上記写真の様な箇所を
事前に漏気チェックをしていれば多少は安心ですかね?
という事で
中間検査時に
床下漏気箇所チェックをするお話をしました。
参考になってでしょうか?
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊