2022/11/26
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜その買取再販既存住宅は断熱改修済みですか？＞についてお話をします。
今日のお話は
買取再販業者が販売する
既存住宅の温熱性能（断熱性能）は
大丈夫ですか？って言うお話をします。
一般的に
買取再販業者が販売する既存住宅は
住宅設備を
全て新しい商品に取り替えて
壁・天井のクロスの貼替から
床のフロアーの貼り増しリフォーム工事と
外壁や屋根の
塗替えメンテナンス工事をしています。
見た目は
とても綺麗に仕上がっていて
値段的にも安いので
大変
お買い得だと思い込み
直ぐに契約をされるエンドユーザーが居ます。
慎重な
エンドユーザーの場合は
「建物状況調査」など
心の拠り所として
私から言えば意味の無い
インスペクションを依頼する事で
この既存住宅を
購入する為の一歩を踏み出す為に
背中を押して貰おうと考えます。
まぁ
床下や小屋裏に入らない調査の
「建物状況調査」では
買取再販業者の
完璧なるフォーム工事を実施している建物で有れば
「ほぼ問題無し」
という事になるでしょうね！(笑)
この様なお話は
このブログに何回も書いていますので
今日は
このお話には触れません！
では本題に入ります。
残念ながら今までの買取再販業者の
既存住宅に於いて
温熱（断熱）性能を
全面改修した物件を見た事が有りません！
そこ迄の改修をしてしまうと
買取再販物件の収支が・・・・。
ってなってしまいます！(笑)
つまり
築年数が３０年前の建物で有れば
３０年前の断熱性能のままの
建物と考えた方が無難ですね！
たまに
既存住宅売買瑕疵保険を付保する為に
耐震補強工事を
実施している場合が有りますが
耐震補強工事以外は
ほぼ何も断熱性能を上げる事はしないでしょうね！
今日の纏めとして
「平成２８年省エネ基準対応」以降の
既存住宅で有れば断熱材施工精度は別として
それなりに断熱性能はＯＫなのかな？
この様な既存住宅で有れば
１０年も経っていない状況ですから
外壁などの塗替えメンテナンス工事はしていませんね！
買取再販業者の
リフォーム工事済み既存住宅が気に入った場合は
売主側に一言確認してみて下さい。
断熱改修は
床・壁・天井・サッシの全てを実施していますか？
実施しています！
と言う回答が有れば
断熱材の種類・厚さを確認して下さいね！
その断熱材の種類や厚さを
知り合いの建築士や
インスペクターに確認して貰って下さい。
まぁ
断熱改修工事迄は実施していないので
この様なお話までは進まないと思います。(笑)
つまり
断熱改修工事を実施していなければ
断熱性能は無いに等しい建物と
言っても過言では有りませんね！
という事で
今日のお話は
新築住宅の場合
２０２５年に省エネ基準の義務化が始まる中
見た目は
綺麗にリフォーム工事をされている既存住宅でも
断熱改修工事を実施していなければ
健康的な面から見ても
お勧め出来ないＮＧ建物ですよ！
買取再販業者の
既存住宅の購入は要注意！
と言うよりはＮＧですよ！と言うお話でした。
参考になりましたでしょうか？
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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