2022/12/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<注文住宅のZEH化率が速まるのでしょうか?>についてお話をします。
今日のお話は
戸建て住宅のZEH化率のお話をしてみます。
今年2022年は
新型コロナが終息しない中
ウクライナとロシアの戦争の影響で
光熱費が高騰続けています。
その様な状況下において
「一般社団法人 環境共創イニシアチブ」の資料より
2021年度迄の着工統計による
注文住宅におけるZEH化率の推移が
下記資料①、②になっていました。
上記資料②を見ると
ハウスメーカーが61.3%の割合で
ZEHシリーズの住宅になっていて
一般工務店を入れた全体では
26.8%(74,678戸)が
ZEHシリーズの住宅になります。
2021年度のZEH化率の構成を見ると
一般工務店のZEH化率が10.7%と
まだまだ低い感じですが
2022年度以降は
光熱費や建築費の高騰から
着工棟数は減少するかもしれませんが
着工した住宅のZEH化率は
一般工務店も高くなると思います。
この事は
2030年の省エネ基準予定を待たずに
6地域に於いては
UA値0.60未満 かつ太陽光発電設置が
急速に増えて来るのでしょうね!
新築分譲住宅の方の
2021年度のZEH化率の構成は
下記資料③になります。
ハウスメーカーが50.7%の割合で
ZEHシリーズの住宅になっていて
一般工務店を入れた全体では
2.6%(3,753戸)で
ZEHシリーズの住宅になります。
2021年度のZEH化率の構成を見ると
一般工務店のZEH化率は
たったの1.0%と全然低いですね!
注文住宅と違って分譲住宅の場合は
住宅の売値も考える事が必要なので
着工棟数が減少していく中に於いて
ZEH住宅の販売が考えられるかが問題なのか?
2025年の省エネ基準の
UA値0.87の住宅を建てて販売値段を抑えたとして
果たして
エンドユーザーは納得して購入するでしょうか?
今日の纏めとして
新築注文住宅の場合は
ドンドンとZEH化率が急上昇すると思いますが
新築分譲住宅の場合は
どの様な方向になるでしょうか?
という事で
今日のお話は
「住宅のZEH化率の推移は?」についてでした。
参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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