2022/12/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<外壁の袋入り断熱材の入れ方に要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
外壁部分の袋入り断熱材のお話をします。
下記写真資料①は
新築注文住宅の袋入り断熱材の
不具合事例の写真です!
最近は
この写真の様な「横打ち施工」を
見る事が少なくなりましたが
それでも
たまに見ると「え”っ~!」ってなりますね!
この施工方法の
何がNG!になるのか?
その話をする前に
袋入り断熱材に期待されている事は
断熱材を包んでいる表部分の防湿フィルムに
防湿性能以外に
気密性能も期待されているのです。
それが
上記写真資料①の様な施工では
断熱材の空気層を
「横打ち施工」で断熱材を押さえつけて止めているので
袋入り断熱材の
本来の断熱性能を発揮させる事が出来ません。
防露性能も
床下からの外気が気流となって
この壁断熱材の内外を通過する事で
「壁体内結露」を誘発し
今度は
「カビ」が発生する不具合事象が起きるのです!
この「結露」「カビ」が発生する事は
住宅の耐久性能を
大きく低下させてしまう原因になってしまいます!
ゆえに
住宅の耐久性を低下させる事は
避ける事が必要なのです!
下記写真資料②の様に
断熱材を包んでいる袋の耳部分を
柱や間柱・梁などの見付面に
袋入り断熱材の防湿フィルムを重ねて止める事で
初めて
断熱性能・防露性能も気密性能も発揮されるのです!
なので
断熱材メーカー等の施工要領を
必ず守って施工する事が大切なのです。
注文住宅を依頼している人は
必ず
断熱材施工時の現場をチェックして見ましょう!
という事で
今日のお話は
外壁断熱材の入れ方に要注意!と言うお話でした。
参考になったでしょうか?
住宅に関する諸々の相談や
床下断熱材欠損リカバリー補修の相談は
Y&Y設計事務所へ!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊