2022/12/12
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<通気キソパッキンの換気性能にビックリ!>についてお話をします。
今日のお話は
通気キソパッキンのお話をします。
先日
床下漏気調査を実施した時に
改めてビックリした事は
通気キソパッキンの換気性能です。
下記写真①は
洗面脱衣室の床下点検口の中に
フォグマシーンを設置して
スモークが出て来ない様に
ビニールで塞ごうとした時の写真です。
上記写真①を見て分かる様に
点検口を塞ごうとしたビニールが
床下の外気で盛り上がっています。
これは
何を意味しているかと言えば
下記資料①の資料を見て下さい。
通気キソパッキンには
床下に外気は入る様に換気スリットが開いています。
たった
20㎜の厚さしかないのですが
その通気キソパッキンから入って来る換気量が
上記写真①で分かる様に
相当の量という事が分かりました。
実際に
このビニールの盛り上がりを
目の当たりにする迄は
通気キソパッキンの換気性能は
下記写真②の床下換気口に比べて
ただ単に
床下換気口の強度的な欠点を無くす為だけで
あまり換気性能は無いと考えていたのです。
がしかし
今回の状況を見れば
間違っていた事に気付かされました。
実際問題として
上記資料①の床下換気口の場合は
床下に外気が循環しない箇所が有る
不具合事象も有りましたので
この通気キソパッキンであれば
建物の全周に設置していますので
床下の換気不足で発生する不具合事象が
発生しにくい理由に納得しました!
改めて
通気キソパッキンの換気性能を
知る事が出来た床下漏気調査でした!
という事で
今日のお話は
通気キソパッキンの換気性能のお話でした。
参考になりましたでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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