Y&Y設計事務所
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買取再販業者が販売する既存住宅の実態事例!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<買取再販業者が販売する既存住宅の実態事例!>についてお話をします。

今日のお話は

築40年以上の

新耐震基準以前の建物のお話をします。

 

既に契約を済ませた既存住宅の

「住宅診断」を依頼を受けました。

 

この既存住宅は

既存住宅瑕疵保険を付保させる為に

 

耐震診断を実施して

耐震補強工事を済ませた建物です。

 

依頼者の説明では

耐震補強工事を実施して

 

更に

既存住宅瑕疵保険が付保される建物だから

 

築年数が古くても

安心して契約をされたそうです。

 

だから

「住宅診断」の依頼は

本当に念の為なんですとの事でした!

 

この建物の

「住宅診断」を実施した結果

大きな不具合箇所を挙げてみます。

 

最初に

外部廻りから行くと

下記写真①が目に止まりました。

 

【写真①】

 

上記写真①

勝手口を取り替えたのでしょうが

勝手口ドア枠を取付けた

下地が見えたままになっています。

 

床下に入っての調査では

下記写真②~⑦の様な

ビックリする不具合事象が出て来ました。

 

【写真②】

 

上記写真②は

3.0㎜以上の基礎のひび割れです。

 

【写真③】

 

上記写真③は

部分的にですが10㎝以上の地盤陥没です。

 

【写真④】

 

上記写真④

床下換気口の木下地?なのか分からない

コンクリート(モルタル)の爆裂です。

 

【写真⑤】

 

上記写真⑤

硫酸塩の土壌が原因と思われる

「針状結晶」による束石の劣化(ひび割れ)

 

【写真⑥】

 

上記写真⑥

小屋裏の天井断熱の状況です。

天井に断熱材が入っていません。

 

これは

何を意味しているかと言うと

この建物の新築当時の断熱仕様のままという事です。

 

今の建物と比べたら

広範囲の断熱欠損となり

光熱費がとても高くなると思われます。

 

【写真⑦】

 

上記写真⑦

和室掃出しの内障子の鴨居が下がっていて

内障子が開けられない状況です。

 

更に

1階LDKの床傾斜の一部が

6/1000以上の箇所が有り

 

2階和室の外壁部分の柱も

6/1000以上傾斜していました。

 

不具合事象を挙げれば

まだまだ沢山上げられる建物でした。

 

依頼者は

「住宅診断」の報告書の内容に

ビックリされていました!

 

 

今日の纏めとして

これが

買取再販業者の

既存住宅の実態です!

 

買取再販業者の謳い文句には

耐震補強工事をしている建物で

既存住宅瑕疵保険が付保出来る建物ですよ!

という事を前面に販売しています。

 

この言葉を

鵜呑みにして契約したら

「泣き寝入り」ですからね!

 

という事で

今日のお話は

買取再販業者のキレイにリフォームされた

既存住宅の一つの事例のお話でした。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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