2023/01/06
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<家を計画する時に考えて欲しい事①として>についてお話をします。
今日のお話は
家を計画する時に
考えて欲しい事を簡単にお話します。
現況の
日本のエネルギー情勢を考えれば
自ずと答えが出て来ますよね!
すでに
2025年「断熱等性能投球4」の省エネ基準の義務化は
もう意味の無い基準になっている事はお分かりだと思います!
下記資料①を見て下さい。
(6地域での数値で説明していきます。)
「断熱等性能投球4」は
既に多くの新築分譲住宅で
採用されている「断熱性能」です。
それを2025年に
義務化する事の意味が有るのでしょうか?
と言えば
国土交通省の基準は
どの工務店でも施工できる最低限の基準を
決めているだけですから後は各自で決めて下さい!
というスタンスなのでしょうね!
しかし
工務店の側から
国が決めている省エネ基準を
クリアしていると説明されれば
エンドユーザーも
それが最低限の基準とは考えずに
簡単に納得してしまうのではないでしょうか?
1月2日の
ブログでも書いていますが
エンドユーザーが勉強していれば
2025年の省エネ基準のランクがどうなのかは
直ぐ分かると事だと思いますから
最低でも
「断熱等性能等級5」以上プラス気密性能C値1.0以下と
言って欲しいですね!
上記の内容は
「断熱性能」と「気密性能」の数値を説明しました。
次は
開口部(サッシ)の日射取得と遮蔽をどうするか?
をよく考えて欲しいですね!
と言っても
これは色々な考え方が有りますから
家を依頼する工務店や設計事務所の
建築士のレベル次第になりますね!
例えば
間口も奥行も狭い南入(南側道路)の敷地で
駐車スペースを1台分取れば
1階南側には広い開口部の設置が難しくなります。
となれば
室内に日射を入れる工夫は大変ですね!
隣地の建物状況次第ですが
南側にハイサイドサッシを設置して
1階LDKに日射を入れる工夫が出来れば
まだ良しと考えるかな?
ハイサイドサッシの設置が無理な場合は
最初から室内の日射を入れる事は考えずに
天窓で
採光を室内全体取り入れる事を考えれば
まだ良しと思います。
それなりに敷地が広ければ
南側に大きな開口を設けて
その開口の日射遮蔽に工夫するゆとりが有れば
生活のし易いプランが出来そうですね!
今回の内容が長くなりましたので
続きは後日のブログに書きます。
と言う事で
今日のお話は、参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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