2023/01/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<新築分譲住宅を購入するのであれば①として!>についてお話をします。
今日のお話は
新年を迎えて
「新築分譲住宅」を購入する時に
考えて欲しい事についてお話をします。
2025年の
省エネ基準の義務化に関わらず
今から新築分譲住宅を購入される方は
床・壁・天井断熱材の
厚さ及び材質(仕様)を確認して下さい。
広島市内で6地域の場合
壁・天井の断熱材が「グラスウール」であれば
厚さ100㎜以上になっているか?
床の場合は
「押出系断熱材」であれば最低でも厚さ40㎜以上
外気に接する床の場合は
「押出系断熱材」で厚さ65㎜以上は欲しいですね!
サッシ等の開口部は
アルミと樹脂の複合サッシで
Low-Eガラスは必須です。
2025年までは時間が有るので
省エネ計算を
実施していない可能性が有ります。
なので
上記の断熱材とサッシの仕様以上であれば
取り敢えずは良いのかな?
ただし
ここからが要注意です!
断熱材の仕様が
上記の内容以上で有っても
断熱材の設置にすき間が有れば
昨年から高騰している光熱費に直結しますので
必ず
契約する前に「住宅診断」を実施して
床下・小屋裏部分の
断熱材の設置に不具合が有るかどうかを
調査して貰いましょう!
床下の場合は
下記写真①~③の様に
断熱欠損の可能性が十分考えられます。
上記写真①は
ユニットバス下の
人通口(点検口)立上り部分の断熱欠損!
この断熱欠損の場合は
欠損面積が広いですが
洗面脱衣室点検口からチェック出来ますので
必ずチェックして下さい!
新築分譲住宅では
大変多い不具合(断熱欠損)事例です。
上記写真②は
床断熱材と大引き取合い部分のすき間(断熱欠損)!
この断熱欠損の場合は
ここ迄すき間幅が広くない場合も有りますが
必ず
床下に入ってのチェックをして下さい!
上記写真③は
床断熱材を貫通している
給排水管廻りのすき間(断熱欠損)!
この断熱欠損の場合は比較的多く
すき間幅が色々有りますので
必ず
床下に入ってのチェックをして下さい!
小屋裏の場合は
下記写真④、⑤の様に
断熱欠損の可能性が十分考えられます。
上記写真④、⑤は
天井吊り木部分のすき間(断熱欠損)で
大なり小なりの
断熱材同士のすき間が開いています。
お話の途中ですが長くなったので
続きは次回のブログでお話をします。
今日のお話は、ここ迄としますが
参考になったでしょうか?
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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