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買取再販業者の既存住宅は要注意ですよ!③

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<買取再販業者の既存住宅は要注意ですよ!③>についてお話をします。

今日のお話は

前回、前々回に続いて売主買取再販業者

綺麗にリフォーム工事を実施している

「既存住宅」の見学に行っても

見えない床下の注意点のお話をします。

 

前回のブログにも書いていますが

パッと見で見える

 

例えば

キッチンなどの住宅設備や

壁・天井クロスの貼替などの部位は

綺麗にリフォーム工事をしています。

 

その反面として

床下小屋裏に関しては

殆ど何もリフォーム工事をしていません。

 

見えない部分には

費用をかけていないという事です。

 

費用をかけていないだけでは無くて

完全な手抜き工事も行っている場合も有ります。

 

下記写真①~③を見て下さい。

 

【写真①】

 

上記写真①は

元々の浴室の広さが3/4坪だったものを

床下構造材(大引き)を撤去して

1.0坪のユニットバスに取り替えています。

 

 

ここで問題なのは

構造材である大引きを撤去したのであれば

 

その大引きに変わる構造材で補強すべきなのに

その補強工事を実施していないのです。

 

それが原因で

ユニットバスへ入る

洗面脱衣室側の床部分が

フワフワと沈む不具合が確認されています。

 

この床が沈む不具合は

床下に入っての調査で

構造材の補強が無い事が分かったので

 

改めて

ユニットバスの入り口付近の床を

踏んでみて分かった事象です。

 

【写真②】

 

上記写真②は

和室押入の床材の裏側です。

 

床下に入っての調査を実施する前に

押入の中がカビっていたのですが

 

その時は

原因が分かりませんでしたが

 

床下に入っての調査

その原因が分かりました。

 

この事で

何が立証されたかと言うと

 

床下のカビの胞子が

室内に入り込む事が

ハッキリと分かりました。

 

【写真③】

 

上記写真③は

床下で確認された蟻道の一部です。

 

今回の

買取再販業者の場合は

床下の防蟻チェックはしていなかったのかな?

 

重要事項説明書に

床下防蟻処理について

どの様に記載されていたのでしょうかね?

 

 

今日の纏めとして

買取再販業者

既存住宅を契約する前には

 

たとえ

見た目は綺麗に

リフォーム工事をされていたとしても

 

必ず

床下・小屋裏に入っての調査が有る

「住宅診断」を実施した方が良いと思いますよ!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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