2023/01/31
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<気密コンセントボックスカバーの設置として!>についてお話をします。
今日のお話は
高断熱・高気密の新築住宅なのに・・・・
信じられない本当のお話です。
先日
新築各工程検査の「断熱材充填検査」で
高断熱・高気密住宅にも関わらず
コンセント部分に
「気密コンセントボックスカバー」が
設置していなかったのです。
普通はと言うか
高気密住宅では
下記写真①、②の方法で
施工するのが常識だと思っていました。
検査に立ち会った
現場監督に確認した所
壁クロスを貼り終わってから
リフォーム用の後付けの
「気密コンセントボックスカバー」を
取付けるとの事!
ウッソだろ~
って言いたかったのですが・・・・。
実際のところ
気密性能はそんなに変わらないのかな?
下記写真①が
「気密コンセントボックスカバー」と一緒に
コンセントボックスを取付けている写真です。
個人的な考えとして
高断熱・高気密住宅で有れば
上記写真①の様に
コンセントボックスを取付ける時には
「気密コンセントボックスカバー」も
一緒に取り付けるとものと考えていました。
下記写真②は
電気配線工事後に
断熱材を入れ
壁に気密シートを張った後に
コンセント部分に穴を開けて
「気密コンセントボックスカバー」と気密シートを
気密テープで貼った写真になります。
実際のところ
「断熱材充填検査」に行った時に
下記写真②の様になっていて
気密シートと気密テープの
貼り方をチェックする位かなぁ?
って考えていました。
上記写真①、②は
断熱材メーカーの
マグ・イゾベール公式チャンネルより
引用させて頂いています。
今日の纏めとして
この「気密コンセントボックスカバー」は
コンセント廻りの
気密性能だけを考えた場合は
コンセントボックス裏側の
断熱材処理を
キチンと施工していれば
後付け・先付けを
目くじらを立てる程の事ではないのかな?
って一瞬考えたのですが
いやいや
高断熱・高気密住宅であれば
先付けは必須ですね!
後付けにした場合
気密シートの端処理が
キチンと気密性が保たれているか?が
確認出来ません。
なので
後付けは絶対にNGですね!
という事で
今日のお話は
「気密コンセントボックスカバー」の設置は
絶対に先付けというお話でした。
参考になったでしょうか?
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住宅の購入を考えている人は
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今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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