2023/02/12
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<新築分譲住宅に住む人の為に気流止めは必須!>についてお話をします。
今日のお話は
住宅診断の為の事前調査表のお話です。
特に
新築分譲住宅の「住宅診断」を実施する時に
下記資料①の書類を
事前に施行された工務店に
記載して貰う様にしています。
何故ならば
実際の現地の調査では
2階屋根等のケラバ側の外壁通気材が
目視では見えない場合が殆どで
グラスウールであれば
同じ厚さの断熱材で有っても繊維の密度が違います。
しかも
グラスウールを包んでいるフィルムの色が
厚さや密度が違っても殆どは見分けが付きません。
なので
断熱材の場合は
事前に出荷証明書を出して貰う様にしています。
上記資料①は
「⑤の間仕切り気流止め」の項目を
今回新たに追加しました。
何故ならば
高断熱・高気密住宅であれば
気流止めは標準納まりと考えますが
一般の新築分譲住宅で
2025年省エネ基準にしたところで
断熱性能は余り期待が出来ませんし
気密性能の数値が決まっていませんので
多少断熱材の性能を上げたからと言っても
床下から冷たい外気が入って来ます。
この事を考えた場合
床下からの冷たい外気が
室内に入らない様にするには
どうすれば良いのか?
それも低コストで
手間を少しかけるだけで
出来る事は何か?と考えたのです。
出した答えが
間仕切り壁の上下をシッカリと
気流止め施工をすれば
改善できると考えたのです。
そこで
住宅診断の為の事前調査表に
⑤の項目を追加したのです。
まぁ
工務店側の回答が
無回答になる事は分かっていても
それを目にした
工務店の担当者が
前向きに「気流止め」の事を
少しでも受け止めて考えてくれたら
もしかしたら
次回の建物に「気流止め」の施工を
してくれるのではないか・・・・?
って淡い期待を胸に
⑤の項目を追加しました! (笑)かな?
今日の纏めとして
一般の工務店の方に
「気流止め」をするだけで
住まう人の暮らしが改善されると
前向きに捉えて欲しいと願っています!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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