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新築分譲住宅なのに何故足元が冷たいのか?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<新築分譲住宅なのに何故足元が冷たいのか?>についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅なのに

何故、足元が冷たいのか?

と言うお話です。

 

新築分譲住宅で多いのは

床下直下に断熱材を設置する床断熱工法です。

 

高断熱・高気密住宅ではない

一般的な新築分譲住宅の場合

床下の環境は同じと考えられますので

この事を前提としてお話を進めて行きます。

 

前回のブログでお話した

室内のコンセントから気流速度0.38m/s

外気が室内に侵入した事をお話しました。

 

では

この気流速度0.38m/sと言う数値はどうなのか?

という事を判断する為の比較対象として

 

ISO(国際標準化機構)における

室内の「冬期の快適条件」について

ISO7730(寒さを感じない室内条件)

6項目で示していましたので

この内容と比較して検討して見ます。

 

本来であれば

この6項目の全てを総合して

住宅の温熱性能

考えなければならないのでしょうね!

 

【資料①】

 

今日のお話としては

上記資料①の内の

「平均気流速度0.15m/s以下」

焦点を当て進めてみます。

 

では実際に

室内のコンセントで計測した

床下からの外気の気流速度0.38m/s

足元を冷たくしているのでしょうか?

 

色々と調べていて

ある資料の中に下記の様に

気流速度について書かれていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人間は自分の体温によって生じる

肌表面の上昇気流が断熱層になり

身体から放射を抑えています。

ところが

気流速度0.15m/sを超える気流が有ると

その断熱層が壊れて

それなりの室内温度が有っても

寒さを感じてしまいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この内容を読み解けば(私見として)

足元が冷たくする一つ原因として

床面に近いコンセント等から

気流速度0.38m/sの速さで

室内に侵入する事が当て嵌まると考えました。

如何でしょうか?

 

 

今日の纏めとして

一般的な

床断熱工法の2階建ての新築分譲住宅であれば

1階のキッチンには

床下収納庫も有りますから

 

床下からの外気が

キッチン廻りの足元を冷たくする要因

沢山有りますね!

 

因みに下記写真①は

キッチンの床下収納庫では有りませんが

洗面脱衣室の床下点検口の蓋を開けて

ビニールシートで覆ってから

台所の換気扇を回した時の写真です。

 

見ての通り

床下からの外気

ビニールを噴き上げている事が分かりますね!

 

【写真①】

 

 

この事から考えると

新築分譲住宅でも

やはり床下断熱欠損リカバリー補修

必ず実施される事をお勧めします。

 

床下断熱欠損リカバリー補修の相談は

Y&Y設計事務所へご連絡下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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