2023/02/25
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<表面的なインスペクションで満足しますか?>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅を契約する前に
「住宅診断」をしませんか?というお話です。
Y&Y設計事務所が実施する「住宅診断」は
新築分譲住宅の場合は
既存住宅の「住宅診断」と違って
建築基準法、瑕疵保険設計施工基準や
フラット35対応の木造住宅工事仕様書に
遵守しているかどうかをチェックして行きます。
2階建て木造住宅で有れば
柱などの直下率や、構造区画もチェックします。
ここから本題に入ります。
新築分譲住宅の場合の
大きな問題点は
エンドユーザーから見れば
見た目はとても綺麗に仕上がっていて
何たって、新築住宅ですから
何も不具合が有るとは思えない所です。
インスペクターの多くも
エンドユーザーと同じ様な目線で
表面的なインスペクションしますが
違う所は
キズや扉などの作動チェックに
重きを置いている位かな?
つまり
見える箇所の良し悪しをチェックするだけ!
当社が実施する様な
建築基準法、瑕疵保険設計施工基準や
フラット35対応の木造住宅工事仕様書に
遵守しているかどうかのチェックは
誰が見ても可笑しいと思われる箇所以外は
指摘事項に上げません。
何故ならば
指摘事項に対するエビデンス(証拠や根拠)を
示す迄の自信が無いのでしょうね!
それと
既存住宅のインスペクションと同じ流れで行くと
建築基準法違反などのチェックはしませんから!
しかし
エンドユーザーは何を求めて
「住宅診断」を依頼されるのでしょうか?
その新築分譲住宅に
契約不適法が有るか無いかをチェックする為に
費用を払うのではないでしょうか?
ここでいつも思う事は
エンドユーザーからすれば
「住宅診断」費用が高くても安くても
インスペクターは
「住宅診断」のプロだから
そのプロに依頼しているのだから安心!
と思っているのではないでしょうか?
それなのに
建築基準法、瑕疵保険設計施工基準や
フラット35対応の木造住宅工事仕様書に
遵守しているかどうかのチェックを実施しないのは
エンドユーザーの期待を
裏切っていると言う事になりませんか?
エンドユーザーは
シッカリと調査して貰っていると思っているから
表面的な
インスペクションだけで
問題有りません!とプロが言えますか?
エンドユーザーは
その一言でホッと胸を撫で降ろすのですよ!!
なので
当社では表面的なインスペクションは致しません!
今日の纏めとして
真新しい新築分譲住宅を見れば
不具合事象なんて有ろうはずがない!って
勝手に思い込んでしまい
新築分譲住宅を
契約後又は引渡し後(決済後)に実施される
表面的なインスペクションだけで事が足りると
エンドユーザーは思っている様です。
しかし
表面的なインスペクションだけで良いのですか?
今迄
新築分譲住宅の「住宅診断」を
実施して来た経験から見れば
建築基準法違反などの契約不適合事象が
全く無いと言う建物は
今まで
1棟たりとも有りませんよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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