2023/03/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<住宅の耐久性能に関わる箇所は要チェック!>についてお話をします。
今日のお話は
以外に多い地味な不具合事象のお話です。
新築分譲住宅の「住宅診断」で
案外
調査されていない箇所が有ります。
または
そこまで重要視されていない箇所が有ります。
それは下記写真①の
基礎上水切り下部の床下換気用の通気孔です。
上記写真①を見れば分かる様に
モルタルで床下換気用の孔が塞がれています。
原因は
左官職人が最後の仕上げで
換気孔をブラシでモルタルを
洗い落とさなかった事が原因です。
現場監督も
ここ迄はチェックする事は無いでしょうね!
では
このままではどうなるかと言うと
外気が床下に入らないので
床下に湿気が溜まってしまう可能性が大きいです。
つまり
この箇所は住宅の耐久性能を考えた場合は
大変重要な箇所になります。
新築分譲住宅を見学に行った時に
ちょっとしゃがめば簡単に見えますので
必ずチェックして見て下さいね!
売主側から見れば
こんなチンケな検査をするのか?
こんな重箱の隅を突く様な事を指摘するから
「住宅診断」をさせたくないんだ!
って言うのでしょうね。(笑)
次は
地味な不具合では無いのですが
他のインスペクターがチェックしない箇所として
1階部分外壁通気構法の
通気金物の有無のチェックです。
下記写真②は
チェックする場所を指しています。
上記写真②は
玄関ドアの上側面の壁と天井の取合い部分に
外壁通気金物が設置されていません。
これと同じ様に施工されていない箇所は
跳ね出しバルコニーの
下側天井と壁との取合い部分です。(写真無し)
下記写真③は
玄関ドアの上側面の壁と天井の取合い部分に
外壁通気金物が設置されている写真です。
上記写真③の様に
一目見れば分かりますが
外壁通気金物の形状が
メーカーによって色んな形が有りますので
その辺は要注意ですかね!
因みに
外壁通気構法のチェックは
Y&Y設計事務所ぐらいしか
不具合指摘事項として取り上げないでしょうね!
この外壁通気構法は
住宅の耐久性能には
欠かせない重要な構法にも関わらず・・・・。
まぁ
新築住宅に関しての
「住宅診断」の検査方法の決まりが
無いので仕方が無いのかな?・・・・
今日の纏めとして
新築住宅の大切な性能に
①耐震性能
②耐久性能
③温熱性能
④気密性能
の4つの性能が有ります。
上記で挙げた床下換気や外壁通気は
②の耐久性能に当て嵌まりますので
必ず
「住宅診断」ではチェックしたいですね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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