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2階跳ね出しプランは直下率が取りにくい!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<2階跳ね出しプランは直下率が取りにくい!>についてお話をします。

今日のお話は

2階跳ね出しプランのお話です。

 

今回のプランは

2階西側が910㎜跳ね出したプランです。

 

色々な制限が有って

屋根勾配が1.5寸勾配と緩やかな勾配ですが

太陽光発電は6.6kwが載せられるプランです。

 

【外観パース①】

 

上記外観パース①のプランは

耐力壁等の直下率を考えながら

プランを作成したのですが

 

跳ね出し部分が有る為に

思う様に直下率が取れませんでした。

 

結果的な直下率は

下記資料①の数値になりました。

 

【資料①】

 

耐力壁の直下率は

52.63%になり

目標の50%はクリアしていますが

 

柱の直下率は

57.45%になり

目標の60%には届きませんでした。

 

それでも

跳ね出し部分の柱の6本を計算に入れなければ

65.85%になっています。

 

この様に

直下率を考えながらプランをしても

 

2階に跳ね出し部分が有る場合は

なかなか柱の目標値を達成するのは難しいですね。

 

この場合は

特に構造区画を考える時に

梁の架け方に注意を払いましょう!

 

この事から考えて

注文住宅のプランを考える時は

 

特に

敷地が狭い場合は

駐車スペースを確保する為に

1階の間取りを縮めてしまいがちになります。

 

その反動が

2階の跳ね出しプラン

なってしまうのではないでしょうか?

 

それでも

直下率の確保を諦めない様に

構造区画をよく考えて貰う様に

プランを

設計される建築士に依頼して下さいね!

 

 

今日の纏めとして

プランを作成する時には

 

最低でも

柱と耐力壁の直下率を考えながら

プランをしたいものです。

 

注文住宅を考えている方は

工務店の設計担当者に

 

柱(目標数値60%以上)・

耐力壁(目標数値50%以上)の直下率と

 

構造区画(梁両端の下に柱を確保)を考えた

プランの依頼をしましょう!

 

例え

許容応力度計算で耐震等級3

取得したプランで有ってもです!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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