2023/04/02
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<現場監督は現場知識が豊富では有りませんよ!>についてお話をします。
今日のお話は
システムキッチン下側のお話です。
新築分譲住宅の
「住宅診断」に立ち会ってくれた
現場監督と言ってもピンキリですね!
今多いのは
現場の段取り屋さんなのかな?
工程管理はうまいのでしょうね!
しかし
肝心の現場の仕様とか納まりに関しては
下手すると「プロ施主」さんの方が詳しいかも!
この「プロ施主」に関しては
何時か時期を見てブログにアップします!
では本題に入ります。
下記写真①を見て下さい。
住宅診断時に
キッチン下の給排水管廻りの納まりについて
赤丸部分とか矢印部分を指摘をしたのですが
立ち会っていた現場監督が
これが普通の納まりですから!と
ぬけぬけと言い放ったのです!
下記写真①の何が不具合なのかは
下記写真②と比較したら違いが分りますね!
上記写真①の
不具合箇所は3つ有ります。
一つ目は
排水ジャバラ管の穴隠しプレートが
後ろ側に壁に当たっている為に
キチンと設置されていません。
二つ目は
給水管と給湯管の穴隠しプレートが
設置されていません。
三つ目は
給水と給湯管が掴み部材で固定されていません。
この様な
不具合が有っても
工務店の現場監督が
この施工が普通です!と言うのです。
ホント
この現場監督の
現場に関する知識が
全く無い事が良く分かりますね!
因みに
下記写真②の施工方法が約3割かな?
この施工方法は
コスト削減を考えた施工ですかね!
下記写真③の施工方法が約7割かな?
この施工が良心的な施工方法と思います。
如何ですか?
「住宅診断」を依頼せずに
決済後の施主検査で
上記写真①を
施主側が疑問に思い聞いた時に
これが普通の納まりですから!
って回答をしたら
施主側の方も
何でぇ~って思いながらも
納得してしまうのでしょうね!
今日の纏めとして
「住宅診断」を契約する前に実施せずに
決済後の施主検査時に
もし
疑問が当たった場合は
必ず担当者に確認しましょう!
確認した内容に
自分が思った回答と違うと感じたら
回答を言った担当者の名前を
必ずひかえて置きましょう!
その後に
必ずSNSや知り合いの建築士とか
Y&Y設計事務所に確認をして下さいね!
でないと
何か不具合が有った場合は
「泣き寝入り」になりますからね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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