2023/04/07
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<相談者への回答は、よく聞き取りをしてから!>についてお話をします。
今日のお話は
フェースブックの記事のお話です。
記事の内容は
インスペクションに対する相談で
その相談を受けたインスペクターの記事です。
相談内容は
基礎の両面の同じ位置に
0.1㎜のクラックが入っているから
貫通クラックの疑いが有るので
その調査をする為に追加料金が必要と
言われたらしい。
この事について
記事を書いたインスペクターが
その追加調査をする為に
追加料金を寄こせとは如何なものか?
悪どいインスペクターもいるもんだ!
って言う様な内容の記事でした。
もしこの相談が
当社への電話相談で有った場合は
下記内容の事を確認します。
一つ目は
そもそも
その家をインスペクションした
最初の取りかかりは何だったのか?
これが一番大事な事になります。
何故ならば
基礎のひび割れだけを目的とした
インスペクションであれば
そのひび割れの原因を
追究する事を最初から考えると思います。
なので
貫通クラックで有っても無くても
そのひび割れの調査をするのであれば
1階床傾斜の
詳細計測は必須調査と考えますので
追加の調査費用の
話にはならないと思います。
二つ目は
依頼者が
自宅の外壁塗替え等の
メンテナンス工事を依頼した業者が
サービスと称して
建物全体の表面的な
インスペクションを実施していた時に
基礎の貫通クラックを発見した場合
その調査をしていた業者が
インスペクションの
不具合事象に詳しくなければ
そのクラックの判定が出来ないので
専門のインスペクターに
依頼する為に費用が掛かると
言ったのかもしれません。
であれば
全然悪どくありませんよね!
この様に
両者の対話(ボタン)の掛け違いが
クレームへと繋がって行きますので
要注意です!
今日の纏めとして
電話相談で
相談者の
言い分だけを聞いて判断する事は
誤った回答をしてしまう恐れが有ります!
なので
クレームになるまでの経緯を
必ずよく確認する事が大切ですね!
私も
今回の事を肝に銘じて
相談内容の経緯をよく確認してから
回答をして行きます!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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