2023/04/14
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<光熱費を抑える為にも総2階バルコニー無し!>についてお話をします。
今日のお話は
総2階でバルコニー無しのプランのお話です。
Y&Y設計事務所の
プラン作成時の基本的な考え方は
①耐力壁及び柱の直下率を
耐力壁は50%以上 柱は60%以上
②敷地の状況にもよりますが
太陽光発電設備の設置を考えた屋根面
③洗濯干し用のバルコニーを作らない代わりに
ドライルームを配置
④南面の開口部は大きく
それ以外は必要最低限の大きさ
以上4項目を心掛けています。
しかし
分譲住宅の場合は
売主側の考え方にバルコニーを
付けて欲しいという要望が多いですね!
最終的には
依頼者の要望を叶えなたプランになります。
初めての依頼が有った場合は
上記4項目を考えたプランを作成します。
下記図面の敷地状況は
東面道路の団地で
北側及び南側の敷地の
建物の配置として
敷地の北側に
縦列で駐車スペースを取っていますので
このプランも
同じ様に北側に
縦列の駐車スペースを取った
プランにしました。
下記パース図①の様に
バルコニーは無しのプランで
太陽光発電6kW位が
搭載できる様に考えています。
下記資料①は
耐力壁と柱の直下率計算をしている資料です。
目標の
耐力壁50%以上に対して 61.54%
柱60%以上に対して 65.12%と
何とかクリアしています。
もし
建物の南面が広く取れる敷地で有れば
下記パース図②の様に
LDK側南面の2階部分に
庇代わりにバルコニーを設置して
夏期の直射日光が
室内に入らない様な外観にしたいですね!
バルコニー設置の考え方は
柱の直下率の数値が下がりますが
夏期の直射日光を考慮したプランです。
今日の纏めとして
今現在の光熱費の高騰や
建設費の高騰から考えると
省エネ性(気密性能)が取れ易すく
地震の活動期に入っている?事を考慮して
耐震性能を少しでも良くする為には
直下率及び構造区画は外せませんね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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