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布基礎既存住宅の床下2大不具合事例!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<布基礎既存住宅の床下2大不具合事例!>についてお話をします。

今日のお話は

ベタ基礎ではない布基礎での

既存住宅床下の要注意不具合のお話です。

 

既存住宅の

床下に入っての調査に於いて

 

基礎のひび割れ以外で

大きな不具合として考えられるのは

下記写真①~④の不具合です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

針状結晶によるコンクリート表面の劣化です。

 

原因は

硫化塩を含む床下の地盤が湿気を含む事で

 

その湿気を

基礎コンクリートも吸い上げて

コンクリート表層に針状結晶が発生します。

 

症状として

上記写真①の様に

スケーリング現象(剥離)が出て

コンクリート強度も劣化して行きます。

 

この

コンクリートの強度が劣化する現象が

ハッキリと分かり易い例として

 

下記写真②の

コンクリート束石のひび割れです。

針状結晶がハッキリと見えますね!

 

【写真②】

 

上記写真①、②の様に

基礎コンクリートの強度を

劣化させる事象にも関わらず

 

既存住宅の

建物状況調査チェック項目には

「針状結晶」の文言が有りません。不思議ですね!

 

 

【写真③】

 

上記写真③は

シロアリの蟻道写真です。

 

この

蟻道が発見されたからと言って

床下構造材に蟻害が発見出来るとは限りませんが

 

床下の構造材のチェックに

余分な時間がかかってしまいます。

 

チェックの仕方としては

土台や大引き等の構造材を

ドライバー等で軽く叩きながら

ポコポコという様な音を探します。

 

下記写真④は

土台の表面上は

何も異常が見られませんでしたが

 

ポコポコという音がしましたので

ドライバーを差し込んでみた時の写真です。

中が空洞になっていました!

 

表面を見ただけでは分かりませんね!

 

【写真④】

 

上記写真①~④の様に

床下に入っての調査でしか分からない

不具合事象が有りますので

 

必ず

既存住宅を購入される前には

床下に入っての調査を実施した方が良いですよ!

 

既存住宅売買瑕疵保険に加入出来るから

安心では有りませんよ!

 

既存住宅売買瑕疵保険加入の為の検査は

床下に入っての調査は有りませんからね!

 

 

今日の纏めとして

布基礎の既存住宅で

特に注意しなくてはならない

床下不具合事例を2例挙げてみました。

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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