2023/04/16
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<部分2階建てプラン作成時の拘りとして!>についてお話をします。
今日のお話は
部分2階建て住宅のお話です。
下記図面の様に
敷地の関係上
細長いへの字型の1階平面プランに
1階床面積の半分くらいの
2階平面プランが載る時には
短辺方向の
耐力壁の直下率に気を付けています。
特に
平屋部分と2階部分の境の耐力壁です。
別に
法的な決まりは有りませんが
2階壁の長さの
半分以上は欲しいと考えています。
今回の場合は
お母さんが車イスでの移動が条件だったので
ホールからLDKとの取合いの戸を
芯々1mの引込み戸としています。
その為に
2階壁の長さの半分以上の
耐力壁が取れていません。☜ 個人的に拘っているだけですけど!
敷地の
南北の距離が無いので
仕方が無いと言えば仕方が無いのですが・・・・。
直下率だけを考えた場合は
耐力壁の直下率50%以上に対して83.33%
柱の直下率60%以上に対して68.75%
なので
仕様規定の壁量計算的には
全く問題は有りません!
今日の纏めとして
耐震性能に拘ったプランと
施主の要望を満足させたプラン
この両方を満足させるプランは
なかなか簡単には出来ませんね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
耐震性能を第一に考えた
プランを作成しています!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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