2023/04/23
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<小さな建物でも直下率はチェックしませんか?>についてお話をします。
今日のお話は
敷地の間口が6m弱の
ボリュームが小さいプランのお話です。
最近は
敷地を半分に切って
新築分譲住宅を建てようとする計画が
以前よりも増えていますね!
それだけ土地が無いのか?
それとも予算が無いのかは分かりませんが・・・・。
今回の場合は
土地を購入する前に
2棟の分譲住宅が建つかどうか?
建つとしたら
どれぐらいのボリュームになるのかの
仮りプランです。
と言っても
図面を渡す前には
耐震性能のチェックは欠かせません!
建物の大きさは総2階建てで
南北が4.55m 東西が9.10mで
3LDKの間取り(延べ床が約23坪)です。
上記の
直下率計算結果を見て分かる様に
耐力壁の直下率が76.92%
柱の直下率が67.44%になっています。
構造区画的には
4P以上のスパンが無いので
それほどプラン作成時には手間が掛かりませんでした。
因みに
用途地域は
第一種低層住居専用地域で
北側斜線が北と東に掛かっているので
このパース図①では見難いですが
北面と東面の屋根は寄棟になっています。
2階の居室は
6帖の部屋にするのは難しく
約5帖の洋室が3部屋になっています。
敷地の間口が狭い場合は
3部屋の内の何部屋かは
6帖を切ってしまいますね!
果たして
この土地に2棟建てる事になるでしょうか?
今日の纏めとして
例え小さなプランであっても
依頼者には
プランを渡す時には
直下率と構造区画の検討しませんか?
つまり
直下率の計算をする時には
壁量計算も実施しているという事です!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
耐震性能を第一に考えた
プランを作成しています!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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