2023/04/28
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<時代に必要とされる「住宅診断」とは?>についてお話をします。
今日のお話は
インスペクションを利用する依頼者様のお話です。
住宅に関しての
インスペクションは色々有りますが
その中で
Y&Y設計事務所が実施する
新築分譲住宅の「住宅診断」を利用される
依頼者の住宅診断報告書に対する反応が
私から見ると
とても甘いと言うか良く分からなくなっています。
新築分譲住宅の場合は
既存住宅の様に経年劣化とか欠陥が有る事は
ホント滅多に有りません。
と言うか
欠陥に対する認識(考え方)を
例えば
建築基準法違反とか
瑕疵保険の設計施工基準などに
遵守していない事象まで広げるのであれば
新築分譲住宅は
殆どが欠陥住宅だらけになってしまいます。(笑)
その
欠陥だらけの住宅診断報告書を
一つ一つ依頼者に説明しますので
その不具合事象を
売主に直して貰う気持ちは
その時には十分有ったと思います。
なので
住宅診断報告書の説明が終わった後に
手直し等で何か問題などが出たら
連絡下さいね!と伝えて帰りますが
依頼者によっては
直して貰ったら連絡しますね!
って言ったにも関わらず音沙汰無し!
何故か
この様な事が殆どです。
まぁ
殆どの不適合事象は
売主側が直そうとしても
簡単には直らない不具合が殆どですので
直さないままの状態で
何かの条件付きか何かで
引渡しを受けているのだろうなぁ
って思っています。
でここで思う事は
何の為に「住宅診断」を依頼したのだろうか?
って私が首を傾げたくなります。
もしかしたら
不具合事象を値引きの対象にしているのかな?
って勘繰りたくなる事も有りますね! (´;ω;`)ウッ…
という事を鑑みて
今迄の「住宅診断」を
診断料金は買えずに「詳細住宅診断」とし
巷で行われている
建物状況調査的なインスペクションを
「住宅診断」と変更し
診断料金も安く設定しました。
その様にする事によって
依頼者様が不具合事象を
直して貰ったのかどうか迄を
気にする事も無くなるのかな?(笑)
言い方を変えて言えば
今迄の
Y&Y設計事務所が実施していた
「住宅診断」に対する拘りは拘りとして
拘らない「住宅診断」も必要なのかな?
「住宅診断」と「詳細住宅診断」の
二つのインスペクションに分ける事によって
依頼者側に
選択して貰えば良いと考え直したのです。
因みに
ホームページの料金設定も
「住宅診断」と「詳細住宅診断」の
二つに変更しました。
今日の纏めとして
今までY&Y設計事務所が
拘って実施していた
第三者性の遵守や「住宅診断」は
もう
住宅流通市場(買主側)には必要無いのかな?
気持ちを新たにして
「住宅診断」と「詳細住宅診断」の
二つに分ける事にしました!
「詳細住宅診断」を依頼してくれる人が
少しでも居たら嬉しいかな!(笑)
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊
「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊