2023/05/02
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<注文住宅のプラン作成時の要点として!>についてお話をします。
今日のお話は
Y&Y設計事務所の
プラン作成時の基本的な考え方のお話です。
4月14日のブログに
<光熱費を抑える為にも総2階バルコニー無し!>
https://www.yandykensa.com/blog/17895
にも書いていますが
Y&Y設計事務所の
プラン作成時の基本的な考え方は
①耐力壁及び柱の直下率を
耐力壁は50%以上 柱は60%以上
②敷地の状況にもよりますが
太陽光発電設備の設置を考えた屋根面
③洗濯干し用のバルコニーを作らない代わりに
ドライルームを配置
④南面の開口部は大きく
それ以外は必要最低限の大きさ
以上4項目を心掛けています。
最近作成した
お気に入りのプランが
下記の図面になります。
このプランの場合は
ドライルーム(物干し部屋)としての個室では無くて
2階廊下を
ドライスペース(物干しスペース)として考えています。
このプランの拘りは
4月30日の下記ブログに記載しています。
<プラン変更は簡単な様で実は難しいのです!>
https://www.yandykensa.com/blog/18209
このプランは
分譲住宅用に作成したプランですが
何といっても
耐震性能に関しては
耐力壁の直下率は73.91%で
柱の直下率は73.58%となっていますし
構造区画(梁の両端を柱で支える)も
検討しています。
耐久性能に関しては
雨漏りの原因にもなり易いバルコニーが無く
屋根の形状も単純な形状にしています。
温熱・気密性能に関しては
総2階の建物なので出隅・入隅が少ないので
開口部の大きさ等を検討すれば
省エネ基準の断熱等級が取れ易くなります。
Y&Y設計事務所の
プラン作成時の基本的な考え方を
実際のプランに当て嵌めてお話をしました。
如何でしたでしょうか?
今日の纏めとして
分譲住宅のプラン作成をしていると
今回のプランの様に
分譲住宅では勿体ないと言う様な
プランが出来る場合が有ります。
出来る事ならば
注文住宅を設計して見たいですね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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