2023/05/04
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<大きな吹き抜け勾配天井のプラン作成!>についてお話をします。
今日のお話は
分譲住宅のプランのお話です。
売主側の要望は
①LDKの天井は吹抜けの勾配天井
②1階に和室6帖
③階段で上がれる小屋裏収納
④クルマは並列駐車で2台
敷地の環境は
西側道路で敷地高低差は北側で約800㎜
団地なので敷地が広い
下記図面は
上記の条件で作成したプランです。
1階のプランは
Y&Y設計事務所お決まりの
3帖のドライルームを洗面脱衣室の隣に配置
ゆえに
バルコニーは無し!
2階のプランは
大きな吹き抜け勾配天井に
構造も兼ねて化粧梁を設置
小屋裏まで
階段で上がる間取りなので
2階廊下と吹抜けは仕切っています。
上記外観パースは
いつも通りに
南面に太陽光発電が設置できる屋根形状
直下率計算結果は
耐力壁の直下率は60.87%
柱の直下率は73.68%
取り敢えずは
Y&Y設計事務所が
決めている数値はクリアしています。
構造区画(梁の両端を柱で支える)の方は
LDK入口の扉と和室吊り押入の所が
柱が無いので気になりますが
スパンが狭いので・・・・。
果たして
この様なプランで予算が合うのかが心配ですね。
結果的に
計画倒れにならなければ良いですが・・・・。
今日の纏めとして
この様な
10帖の勾配天井は初めてなので
出来れば許容応力度の構造計算をして欲しいなぁ!
今迄の経験上
工事費を算出したら予算オーバーになって
結局
取り止めになる確率が高いですね!(´;ω;`)ウッ…
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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