2023/05/03
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<住宅診断の活用形態も多様化していますよ!>についてお話をします。
今日のお話は
今迄の電話相談の内容で
Y&Y設計事務所の新しい住宅診断内容の一つ
「プラン思い込み図面チェック」を
実施していたらどうなったか?
これを仮定して見たお話です。
相談内容が
築8年の注文住宅で
今まで何回も雨漏り補修をして貰っているのですが
未だに雨漏りが止まらない。
この事に対して
工務店がインスペクターに
雨漏り調査を依頼した結果
インスペクターの報告書には
雨漏りは有りません。
と記載していた事から
工務店の方では
雨漏りでは無いのでもう対応しません!
と言われたとの事。
この様な経緯から
電話相談をされたそうです。
結果的に
その建物を調査に行く事になりました。
行く前に
確認申請図面の図面チェックをしてみると
矩計図を見てみたら
屋根断熱になっているにも関わらず
屋根通気構法が採用されていないのです。
更によく見てみると
小屋裏の一部に
「通気」を示す記載がされているのです。☞?????
矩計図を見ただけで
他にも?????が・・・・。
この図面チェックの段階で
相談者が言っている雨漏りの不具合事象は
雨漏りではなく「結露」ではないのかと想定しました。
この事を確認する為に
現地調査を実施しました。
調査結果として
この建物は陸屋根で水下側の天井から
雨漏りする事だったのですが
陸屋根に上がって
雨水が浸入しそうなドレン廻りとか
パラペットの笠木などを調査して見たのですが
結局
雨水が浸入しそうな箇所は
確認出来ませんでした。
この事から判断して
やはり矩計図面をチェックした段階で
あれっ?って首を傾げる様な納まりから考えて
「結露」が原因によるものと判断しました。
ここから本題になります。
もし
この相談者が契約する前又は着工前に
Y&Y設計事務所に
「新築各工程検査」と「プラン思い込み図面チェック」
を依頼していれば
図面チェックの段階で
屋根断熱の為の屋根通気構法は
どの様に施工するのかを
工務店に確認出来ていたと考えます。
確認していれば
工務店が屋根通気に関して
知識が無かった場合などは
事前に
屋根通気の施工を指示する事が出来ます。
如何ですか?
「プラン思い込み図面チェック」を依頼していれば
この相談者の様に
弁護士に高い費用を支払って
訴訟する必要は無かったと思います。
今日の纏めとして
注文住宅を契約される方や
売建て分譲住宅を契約される方は
是非
Y&Y設計事務所の住宅診断内容の一つ
「新築各工程検査」と
「プラン思い込み図面チェック」を
依頼しませんか?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無くす為に
「新築各工程検査」と
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果を考えて依頼しませんか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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