2023/05/07
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜指摘事項のビフォーアフター写真は必須です！＞についてお話をします。
今日のお話は
住宅診断で指摘事項が有った場合は
必ず指摘事項のビフォーアフター写真を
貰いませんかと言うお話です。
何故
指摘事項のビフォーアフターの写真が必要なのか？
簡単に説明すると
指摘事項をキチンと
直しているかどうかを確認する為です。
誰が確認するのか？と言うと
一番良いのは
住宅診断を実施した
インスペクターに確認して貰う事が良いです。
何故ならば
不具合事象の何が悪いのか？を
ハッキリと分かっているからです。
しかし
何故か知らないけど
殆どの依頼者の方は指摘事項を
売主側に直して貰っていると思うのですが
本当に直っているのかどうかを
インスペクターに確認しようとしないのです。
私だけかも知れませんが
プロのインスペクターとして
依頼者からお金を頂いて
建物の不具合箇所などを診断して
不具合事象を指摘していますので
何らかの反応が欲しいのです。
その反応が無いという事に対して
何故？って思うのです。
依頼者からすれば
住宅診断の報告書さえ貰えたら
その報告書に
記載されている不具合事象を
売主側に直して貰うかどうかは
自分の判断だと
思われているのでしょうね！
それは
その様な考え方は否定しませんけど・・・・。
インスペクターとして
一番心配に思っている事は
本当に
売主側が指摘事項をキチンと直しているのか？
この事が一番心配なのです。
実際に有った事ですが
たまたま
売主側（工務店）が直したという事で
その建物を見に行く機会が有ったのです。
早速
一番気になっていた箇所を確認して見たら
何と
いい加減な手直ししかしていませんでした。
この依頼者の場合は
住宅診断を決済する前に実施して
決済までに直すという事だったのですが
何故か
全部をキチンと直す前に
手直しが終わっていない箇所は必ず直すという事で
決済をしてしまった様です。
何日か経った後に
手直しをしましたという事で
工務店から頂いた手直し箇所の写真を
メールして貰いました。
その写真を見てから
依頼者に電話で確認して見ると
結局は
いい加減な手直ししかしていなかった箇所は
そのまま手直しをしないままとの事でした。
建築基準法違反のままという事です。
何が言いたいかと言うと
売主側（工務店）が
指摘事項を直しましたと言っても
指摘事項の
ビフォーアフター写真が無ければ
本当に
直っているかどうかは分かりません。
何故ならば
指摘事項の何が悪いのか？が
工務店が分かっていなければ
どの様に直すかが分かりません。
今迄の私の経験上では
工務店側は
建築基準法などを理解している
現場監督は残念ながらいないと思っています。
ビフォーアフター写真を撮るという事は
その指摘事項の何が悪いのか？
何を直さなければならないのかが
キチンと分かっていなければ
写真を撮る事は出来ませんよね！
なので
ただ単に指摘事項を直しましたとか
アフター（手直し後）写真だけを渡して
手直しが完了しましたと言う工務店は
キチンと直していないと言っても
過言では無いですね！
今日の纏めとして
新築分譲住宅を決済する前には
必ず
指摘事項のビフォーアフター写真を
工務店から頂いてインスペクターに
その写真を確認して貰いましょう！
インスペクターも
ビフォーアフター写真のチェックだけで有れば
サービスでチェックして貰えると思います。
なので是非
売主側（工務店）に
指摘事項のビフォーアフター写真を頂いて
その写真をチェックして問題が無い事を確認してから
決済をしたいと伝えて欲しいですね！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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