2023/05/09
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜家を建てる時に相談相手がいれば安心ですね！＞についてお話をします。
今日のお話は
わざわざ事務所に来られた方の
相談内容などの話です。
相談者が
その工務店で家を建てる事を決めたのは
ネットで調べていて
高性能な建物を建てる事で気に入ったそうです。
図面を見せて貰ったのですが
ホントに耐震性能や温熱性能は言う事無し！
値段もそれなりに高額でしたが
気がかりなのが
その工務店が建てる建物は
フランチャイズに加盟している建物なので
図面通りの仕様及び施工をすれば
申し分ない家になるでしょうが・・・・。
相談内容は
工務店が紹介してくれた土地を購入したのですが
その土地の現況は更地で
前面道路がプラスマイナス約０ｍ～約２.０ｍの傾斜になっていて
敷地の入口部分を除いて石積み擁壁になっているとの事。
その敷地図面に
切り込み車庫（クルマ２台分）と
建物の配置やブロック塀などを書いている
プレゼン図面を見てから
その土地を購入する事を決めたそうです。
相談内容は
切り込み車庫などの外構工事は
相談者側で施工する事になっていたのですが
隣地との高低差が
ちょうど石積み天で２ｍの所に
土留めブロック２段積及びフェンス工事も
外構工事に含まれているので
工務店の方では施工しませんと言われたそうです。
この事に対して
土留めブロック２段積は
工務店側が積むのではないのか？
何故
外構工事に含めるのか？と言う相談でした。
私から回答は
契約書に土留めブロック２段積みの見積が無ければ
工務店としては契約外になりますよ！と伝えました。
この事に関しては
相談者は渋々納得はした様ですが
私が気が付いた
相談内容よりも重要な注意点をお話しました。
一つは
高低差が２ｍ有る部分に
土留めブロック２段及びフェンス工事は
地域によっては違反になる事と
もう一つは
切り込み車庫の為の土留め擁壁工事は
コンクリート擁壁以外で施工する場合は
敷地の安全性を問われても問題が無い施工でする事と
敷地の高低差が２ｍを超えない様に！
例えば
型枠ブロックで擁壁工事をする場合は
型枠ブロックの施工要領を必ず守る事などを
説明しました。
と説明していても
外構工事業者は法令上の事など関係無しに
工事をしてしまうでしょうね！ (´；ω；`)ｳｯ…
現実的には
確認申請の検査済証が降りた後は
建築基準法などを守って施工する人は
ホント極稀でしょうね！
今日の纏めとして
もし
Ｙ＆Ｙ設計事務所に
「プラン思い込み図面チェック」を依頼していれば
最初から
敷地に関する問題点・注意点をチェックして
依頼者に説明していますから
悩む事や不安になる事は無いでしょうね！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
「新築各工程検査」と
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果を考えて依頼しませんか？
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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