2023/05/10
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<家の定期的なメンテナンスは欠かさない様に!>についてお話をします。
今日のお話は
家のメンテナンスのお話です。
この5月の連休中に
自宅で育てている万年青を順次
事務所に持って行って植替えをしました。
上記写真の万年青は
順次植替えが終わった準に
整理して置いている途中の写真です。
200鉢近く有るので
休み休み気長に植え替えていました。
万年青を
育てている方は知っているとは思いますが
大体2年に一度の植替えをしないといけないそうですが
今回の場合は
4年近く植替えをサボっていました。
その結果が
万年青を鉢から取り出して見ると
何と殆どの根が傷んでいて
よくこの状態で
生きていてくれた事に驚きでした!
万年青を
育成している先人の言葉には
意味が有ったのですね!
これからは
サボらずに2年毎に植替えをして行きます。
上記の話は
万年青を定期的に植え替えなければ
万年青が最悪の場合は枯れてしまいます。
この事を住宅に当て嵌めて見ると
住宅も
定期的なメンテナンスが必要ですよね!
定期的な
メンテナンスを実施しなければ
住宅が傷んでしまいますよ!
という事になります。
新築住宅を購入した場合は
殆どが2年間の保証が付いています。
新築分譲住宅を
購入された方の場合は
売主側(工務店)が定期点検をする代わりに
下記資料①の
アフターサービス基準による保証期間内は
基本的に無償で直しますよ!
と言う資料を渡される事が多いですね
この場合は
保証期間内に不具合が出たら
基本的には無償で直しますよ!と言うだけです。
なので
必ず保証期間が切れる迄には
一度自分で点検する事が必要ですね!
注文住宅の場合は
大体が2年間の内
3か月(6か月)、12か月、24か月の3回位は
工務店から定期点検のお伺いハガキ等が来ると思います。
この時は
必ず定期点検を受ける様にして下さいね!
工務店によっては
ただ単に何か不具合な箇所などが有りますか?
と自らが住宅を点検せずに
御用聞きだけの場合が有りますので
必ず
定期点検の前日迄には
自分で家全体を総点検して置きましょう。
最初の
保証期間が有る2年間は
基本的には無償で直して頂けますが
それ以降となると有償になります。
ここからが本題かな?
毎年
年末の大掃除の時に
住宅全体をチェックしましょう!
と言われていても
なかなか実行は出来ませんね!
なので
最初の2年間の保証期間が切れた場合
以下の事だけでも覚えておいて下さい。
①床下の防蟻再処理は
5年毎に実施の事。
ただし
ホウ酸による防蟻再処理の場合は
5年毎の防蟻再処理は基本無くなります。
②外壁・屋根の塗替えメンテナンスは
10年~15年毎に実施の事。
③新築瑕疵保険の期間は10年ですので
延長瑕疵保険を掛ける事をお勧めします。
今日の纏めとして
万年青にしても住宅にしても
定期的なメンテナンスを欠かすと
取り返しの付かない事に
なってしまいまう可能性が有りますので
必ず
定期的なメンテナンスは実施しましょうね!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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