2023/05/12
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜自宅の価値とは何か？を真剣に考えませんか？＞についてお話をします。
今日のお話は
住宅を造る又は購入する時に
あなたは
その住宅の将来の価値を考えていますか？
と言う素朴な疑問のお話です。
何故
この様な素朴な疑問が湧くかと言うと
例えば
新築分譲住宅を購入する時に
何を基準に購入（選択）するのだろうか？
直ぐに思い浮かぶ回答は
住宅が建っている立地と価格でしょうね！
その次に考えるのは
住宅の間取りとデザイン性でしょう！
この中で
住宅の価値に関わる項目は立地だけですね！
では
住宅が建っている立地以外に
住宅の価値は何が有るのでしょうか？
私が
ここでお話する住宅の価値とは
その住宅に何十年も住み続ける
または住み続けられるかどうか？の価値です。
その住宅に住み続けるのは
あなただけではなく
この家を相続した人とか
他の人が購入して
その住宅に住み続けるだけの
価値が有るかどうかを考えて見て下さい！
日本人の
住宅に対する考え方の多くは
自分達だけが住むだけの住宅だから
自分の住みたい様な間取りと
価格で決めている事が殆どの様ですね。
この様な考え方が
築２０年以上経った木造住宅の
資産価値がゼロに
なってしまうのではないでしょうか？
反対の考え方として
どうせ資産価値がゼロになるのだから
自分勝手に住み易い家を
建ててしまうと言う事なのでしょうか？
つまり
住み継ぐ為の
住宅の価値について
何も考えていませんね！
では
私が考えている住宅の価値とは
以下の３つの性能が住宅の価値にとって
必須項目と考えています。
①耐震性能（許容応力度計算の耐震等級３）
住宅の価値の基本中の基本と考えています。
②温熱性能（断熱性能＋気密性能）
断熱性能は今で言えば断熱等級６（ＵＡ値０.４６（６地域））以上
気密性能はＣ値０.５以下
③耐久性能（外壁通気・小屋裏換気など）
上記３項目は
注文住宅を考えている人は
必須項目だと考えますが如何でしょうか？
上記３項目が
備わっているかどうか分からない
新築分譲住宅を考えている人は
ではどうすれば良いでしょうか？
考え方として
最初から住宅の価値を
何も考えないのも一つの方法です。
もう一つの考え方は
住宅診断を実施して
①耐震性能に関しては
耐力壁や柱の直下率を計算してみる。
②温熱性能に関しては
確認申請図面で性能をチェックする。
③耐久性能に関しては
外壁通気などの金物の有無をチェックする。
この
計算やチェックを実施して
購入しようと考えている住宅の
現状の性能を把握する事が
重要な事では無いでしょうか？
何故ならば
将来的に自分でリフォーム工事を
実施する時の参考にする為です。
自分で
リフォーム工事をする事で
住宅の価値を少しでも
レベルアップを考えて行きませんか？
今日の纏めとして
住宅を造る又は購入する時は
①耐震性能
②温熱性能（気密性能含む）
③耐久性能
この
３つの性能を考えて（チェックして）
現状の住宅価値を把握し
より住宅の価値が上がる様に
性能にアップしましょう！
その
性能を維持させる為の
メンテナンス工事も忘れずに！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
「新築各工程検査」と
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果を考えて依頼しませんか？
依頼する事で
その住宅の価値を把握する事ができますよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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