2023/05/28
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<30坪の家に7kwの太陽光発電搭載プラン!>についてお話をします。
今日のお話は
30坪を切る小さな分譲住宅のお話です。
この敷地の状況は
北側が約4m低く南側道路の敷地です。
敷地の間口が
有る程度広ければ
南側玄関で考えれば良いのですが
今回の
敷地間口は10mちょいで
奥行きの8mちょいなので
玄関の位置に苦労しました。
下記図面①が
今回の1階平面図です。
玄関を北東面に配置しました。
東側隣地境界線と
建物との空きは約400㎜で
玄関までの通路部分の幅は
約1300㎜になります。
玄関位置を
北東に持って来た事で
南面全面をLDKにする事が出来て
延床面積が
30坪切る建物で有っても
広く感じ明るいプランだと思っています。
このプランで問題なのが
やはり構造区画の取り方です。
構造区画と言っても
4Pの梁の両端を柱で受けるという事に
凄く拘ってプランを作成しているので
キッチンの勝手口引き戸は
最初のプランでは
300㎜幅の縦辷り出しサッシにして
梁を受ける柱を設置していましたが
売主側が
勝手口が必要との事なので
4P梁の片方を
柱で支えるプランが出来ませんでした。
因みに
下記直下率計算の通り
耐力壁の直下率が70.59%
柱の直下率が63.04%になっていますので
目標値はクリアしています。
下記図面②は
2階平面図になります。
ここで悩んだのが
北東側の洋室が
跳ね出しプランになってしまう事です。
これを
気持ち的にも安心感を持たす為に
玄関ポーチの北面に3尺の壁を設置しています。
この建物のプランでは
洗濯物干しの為の
ドライルームが設置できず
取り敢えず的な
バルコニーを配置しています。
しかし
実生活では
外にアルミテラスを設置する事になりそうですね!
今日の纏めとして
今回の敷地の形状が台形の形なので
居間に沿って駐車スペースが
南側に1台分しか取れませんでした。
いつも考えるのですが
なかなか構造区画がすんなりと
はまるプランが出来ませんね! (´;ω;`)ウッ…
にも拘らず
太陽光発電設備が約7kw搭載できる
屋根形状にしています!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象が無い様に
「新築各工程検査」と
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果を考えて依頼しませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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