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「外壁通気構法」未完結は建築基準法違反?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<外壁通気構法」未完結は建築基準法違反?>についてお話をします。

今日のお話は

住宅の「外壁通気構法」のお話です。

 

新築分譲住宅にしても

注文住宅にしても

本当に

「外壁通気構法」が疎かになっています。

 

例えば

新築分譲住宅で多い外壁材と言えば

サイディング仕上げですね!

 

確認申請図書に

多く記載されている外壁の防火構造認定番号

「PC030BE-9201」だと思います。

 

下記資料①は

その認定書の中の「5.標準仕様(施工仕様)」の一部分で

赤線で囲っている箇所を見て下さい。

 

【資料①】

 

そこには

明らかに「通気構法」と記載しています。

 

この事は

何を意味しているかと言うと

 

外壁サイディング仕上げで

設計図書に防火構造認定番号「PC030BE-9201」

記載していれば「外壁通気構法」は必須施工になります。

 

にも拘らず

実際には殆どの住宅

この「外壁通気構法」が施工されていません。

 

更に言えば

設計図書の仕上げ表などに

住宅金融支援機構の「木造住宅工事仕様書」に準拠する!

と明記している場合が有ります。

 

この場合も然り

この工事仕様書の第Ⅱ章 8.4外壁内通気措置の

8.4.1一般事項の「ハ」にも

通気層の構造にも記載されています。

 

もう

「外壁通気構法」を完結していなければ

防火構造認定違反 = 建築基準法違反

なのです!

 

この事は

不思議と役所確認検査機関

ダンマリを決め込んでいます!

 

今日は

赤文字が多くなっています! (笑)

 

 

今日の纏めとして

下記写真①及び②

「外壁通気構法」は完結されていない事例です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

バルコニー下側と外壁面との取合いに

外壁通気の出口金物が未設置!

 

【写真②】

 

上記写真②は

玄関ポーチの外壁と天井との取合いに

外壁通気の出口金物が未設置!

 

ホント

この様な不具合は

住宅の耐久性能を落としてしまう

外壁内結露の一番の原因なのです!

 

なので

住宅を建てる・購入される方は

安易な考え方はされない様に!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

新築住宅の「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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