2023/06/10
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<雨漏り防止と太陽光発電設備との関係とは?>についてお話をします。
今日のお話は
雨漏りをさせないお話です。
と言っても
雨漏りをさせないと言うよりは
雨漏りし難い住宅とは?のお話かな?
主に
屋根の形状や屋根の材質のお話になります。
住宅をプランする時に
一番基準になるのは
敷地の形状や隣地の環境に影響されますが
2030年以降の住宅には
屋根に設置させる太陽光発電設備に焦点が
当てられる事は間違いないですね!
となれば
住宅をプランする基準は
外観で考えた場合
屋根面の向きや広さなど
太陽光発電設備が
搭載し易い建物外観になって行き
屋根の形状は
片流れ屋根やそれに近い
切妻屋根屋や段屋根になるのかな?
もしかしたら
太陽光発電の設置する事があまり効率的でない
寄棟屋根が建たなくなる様な気がしますね!
そうなれば
自ずと雨漏りがしにくい
単純形屋根になって行きますね!
では
屋根からの雨漏りは無くなるのか?と言うと
太陽光発電設備を
屋根に載せる時の取り付け工法によっては
雨漏りに直結して来ますね!
屋根下地に
太陽光発電設備を固定する為に
屋根下地に
ビスで固定する工法が
雨漏りの原因になる可能性が大きいです!
この工法を
採用する屋根材は
瓦葺き屋根やカラーベスト(コロニアル)葺き屋根なので
2030年以降は
屋根下地にビスで固定しない
何らかの工法が見つからなければ
ガルバリウム鋼板葺き屋根が主流になりそうですね。
って考えると
今から注文住宅を計画される方は
今すぐ
太陽光発電設備を載せなくても
近い将来的な事を考えて
屋根のメンテナンスの事も考えて
屋根材を決めませんか?
今日の纏めとして
雨漏りの原因は
屋根形状による雨漏りの原因から
2030年省エネ基準以降の
太陽光発電設備の搭載がらみで
太陽光発電設備を搭載する固定方法が
雨漏り原因の第一位になる予感がします!
等々考えながら
新築分譲住宅を購入する前に
果たして
この建物の屋根に
太陽光発電設備が設置できるだろうか?
効率的に発電する屋根面の向きなのだろうか?を
契約する前に考えませんか?
注文住宅を計画している方で
余り予算が無い場合などは
将来的に
太陽光発電設備及び蓄電気が
設置できる家の計画をしておきませんか?
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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