2023/06/11
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<太陽光発電設備が効率良く搭載できますか?>についてお話をします。
今日のお話は
注文住宅でプランを考える時は
現実的な事から考えませんか?と言うお話です。
ここでお話する対象の方は
予算的に余裕が有る方で
高性能な住宅を設計している設計事務所
又は
施工しているマニアックな工務店に
依頼される方では無くて
一般的に
モデル展示場へ見学に行って
そこに出展しているハウスメーカーや
地場大手工務店などに
注文住宅を依頼される方に対してのお話です。
では
出展されている
住宅の標準仕様の性能は?と考えた場合
2025年省エネ基準が
住宅性能レベルの標準だと考えられます。
勿論
2030年省エネ基準の仕様迄の
施工体制が有るでしょうが
建設費がアップしている中で
更にその値段よりも
アップしてしまいますので
営業担当は
お客様の方から住宅性能の話が出ない限り
2025年の
省エネ基準UA値0.87の住宅性能で
商談をされる事でしょうね!
もし
お客様が何も知らされず
2025年の省エネ基準の仕様で
家が完成し引渡しが終わったとします。
ここで
最初に直面する問題として
この新しい家は寒いね!
ってなる事が目に見えて来ます。
それプラス光熱費が
今現在も光熱費が上がり続けているので
想像していた以上になると想像できますね!
ここ迄は
百歩譲って仕方が無いと思ったとしても
2030年の
省エネ基準が義務化になった途端
2025年の
省エネ基準の住宅は「既存不適格建築物」の
レッテルが貼られます。
「既存不適格建築物」は
違法建築物では無いですが
銀行の担保評価が低くなるとか
補助金制度などが使用できないとか
色々なデメリットが
10年も経たない内に発生してしまいます。
ここで
冷静になって考えて欲しいのです。
「既存不適格建築物」になる事が
既に今現在分かっている事なのです。
それでも
2025年の省エネ基準の建物を建てますか?
「泣き寝入り」しない様にして下さいね!
と言うより
2030年省エネ基準以上(UA値0.60以下)の性能で
建てて下さいね!
それプラス
「既存不適格建築物」と迄はならないですが
太陽光発電設備が効率よく搭載出来る
屋根形状で計画する事を強くお勧めします。
屋根の材質にも気を付けて下さいね!
カラーベスト(コロニアル)はNGですからね!
上記お話の補足として
2030年の
省のエネ基準適合予定レベルとは
6地域で断熱等級で説明すると
下記資料①で見れば
断熱等級5のUA値が0.60以下のレベルです。
2025年の
省エネ基準以降の予定として
2030年に
UA値が0.60以下が省エネ義務化になる予定で
それ以降は
ZEH住宅として太陽光発電設備の設置が
義務化になるかも知れません。
2030年と言っても
まだまだ先の話と思わないで下さいね!
今日の纏めとして
今から注文住宅を計画する方は
「既存不適格建築物」に
ならない様に要注意ですからね!
新築分譲住宅の
購入を考えている方は
断熱性能は諦めたとしても
屋根の向きは
必須チェック項目ですよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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