２階天井水シミが直らないと悩まない為に！

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良　そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます！

 

今回は、＜２階天井水シミが直らないと悩まない為に！＞についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅を購入される前に

注意してチェックしたい箇所のお話です。

 

最近のブログには

既存住宅の事に関して殆ど書いていません。

 

何故ならば

既存住宅の「住宅診断」の依頼が全く有りません。(笑)　(´；ω；`)ｳｯ…

 

既存住宅で有るとすれば

築浅既存住宅の

不具合事象の電話相談です。

 

その殆どが

雨漏り又は結露関係です。

 

今迄の

電話相談の内容で

雨漏りだけを纏めてみると

 

工務店に

雨漏りの手直しをして貰っても

２階天井の水シミが

直ら（乾かない）ないから見て欲しいとの依頼です。

 

つまり

外的な雨漏りの原因と思われる箇所は

工務店が補修をしていると考えられます。

 

工務店の多くは

天井の水シミの原因は雨漏りと考えており

結露が原因と言う発想は

持ち合わせていない場合が多いですね！

 

また

原因がハッキリ分かる

大きな雨漏りは住宅瑕疵保険で直せますが

 

小さな雨漏りは

住宅瑕疵保険が補修費用が免責になりますので

工務店自身で補修しようとします。

 

なので

施主側から見れば

ちまちまと何回も直しに来るが

埒が明かないと痺れを切らすのです。

 

まぁ色々な意味で

工務店が天井水シミの原因を

雨漏りにしたい理由が有ります。

 

一つは

住宅瑕疵保険では

「結露」による水シミは免責なのです。

 

つまり

工務店が自腹で補修しなくてはなりません。

 

「結露」の原因として考えられるのは

小屋裏換気の設置不良です。

 

軒裏の給気孔金物や

棟換気金物の施工不良なので

 

補修費用のゼロの数が

一つ又は二つ多くなります。

 

なので

悪意に取れば

「結露」と認めたくないのです。

 

雨漏りとして１０年間

ちまちまと補修した素振りだけ見せて

 

１０年過ぎたら

以後は有料になりますと伝え

 

施主側からの

クレーム連絡を終わらせようと

考えているかも・・・・！

 

まぁ

工務店としては

そこ迄の事は考えていないでしょうが

 

私らから見ると

その様に見えてしまいます！(笑)

 

天井裏の

結露の原因のもう一つは

天井断熱材の設置不良です。

 

ここで問題なのが

低勾配の屋根です！

 

屋根が低勾配の場合は

天井裏に人が入って作業をする事は

ほぼ出来ません。

 

なので

天井断熱材の設置補修を

天井裏に入って補修する事は難しいですね！

 

この事からも

低勾配屋根の建物の場合は特に

「結露」が原因とは認めたくないでしょうね！

 

新築分譲住宅を購入する時に

「住宅診断」を実施して

事前にこの様な不具合が有る事が分かっていれば

 

天井水シミの原因が

外的な雨漏りの原因が無ければ

「結露」が原因ではないかと発想が出来ますので

補修依頼がし易いのではないでしょうか？

 

 

今日の纏めとして

２階天井水シミの不具合を考えた場合

 

やはり

新築分譲住宅を契約する前に

「内覧会」的な表面だけのインスペクションでは無くて

 

建築基準法やフラット３５の木造住宅工事仕様書などを

遵守しているかのチェックが必要と思いませんか？

 

「住宅診断」を依頼する時は

インスペクション内容を確認してから依頼して下さいね！

 

それと今日の本題として

新築分譲住宅を契約する時に

「住宅診断」を実施しない場合は

 

以下の

３項目だけでもチェックして見て下さいね！

①低勾配の屋根かどうか？

②天井断熱材がキチンと設置されているかどうか？

③小屋裏換気金物がキチンと設置されているかどうか？

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか？

 

Ｙ＆Ｙ設計事務所は

新築住宅の「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」や

「プラン思い込み図面チェック」を

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？

 

依頼する事で

少しでも不安（泣き寝入り）を少なくしませんか？

 

勿論

入居後の不具合事象に関する電話相談もＯＫですよ！

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね！

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y＆Y設計事務所」が　お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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