2018/08/18
今回は、新築分譲住宅を契約する前に「住宅診断」をする事が必要なのかどうかについてお話をして行きます。
※ここでの「住宅診断」とは、屋根裏・床下に入っての詳細調査を含めた建物全体の調査をする事が条件です。
■上の写真は、新築分譲住宅の床下断熱材の施工不良の写真です。
昔の戸建住宅であれば、断熱材が入っていれば上等な家でした。
しかし今の住宅の場合は、断熱性能が格段と上がった為に、
上の写真の様な根太と断熱材の取合いの隙間は、結露の原因になり、
場合によってはカビが発生し、そのカビが部屋内に入り込み健康被害を引き起こすのではないかと言われています。
何故、この写真を載せたかというと、
この様な床下断熱材の施工不良が、ほとんどの新築分譲住宅に確認されます。
注文住宅も然り。
新築だからとか、大手メーカーだから安心ではないのです。
現場監督が引渡し前に床下に入って検査はしません。
実際に有ったお話として、
私が床下の調査をして、床下断熱材の施工不良を営業マンに指摘をした為に、
その工務店の現場監督にその事を伝え直すように指示されたらしいのですが、
結局営業マンから問題は有りませんとお客様に回答が有ったそうです。
お客様が、私が作成した住宅診断の報告書に載せた写真を営業マンにみせたところ、即施工不良の箇所を直させたそうです。
つまり、床下に入っての詳細調査をし、写真を撮り、住宅診断の報告書を作成する事で、施工不良が改善されるのです。
床下に入っての住宅診断をしていなければ、気がつかない事です。
もしかしたら床下に結露が発生し、カビが大量に生えていたかもしれません。
これは一つの事象のお話でしたが、
屋根裏でよく施工不良で上げられるのは、外壁の防火性能基準に適合していない分譲住宅がよく見られます。
この原因として考えられるのは、現場監督の知識不足または職人任せの現場で見られます。
この様な信じられない事が実際に確認される事は、
やはり、契約をする前に「住宅診断」をする事が必要という事になりませんか?
今回はこれで終わります。
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契約する前が、住宅診断の最適な時期です。