2023/06/30
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<「プラン思い込み図面チェック」は必須です!>についてお話をします。
今日のお話は
「プラン思い込み図面チェック」は必要?のお話です。
下記の
Yahooニュースで
「こだわり屋根がなぜ変更」という記事です。
この記事の内容は
施主が
あるハウスメーカーの寄棟屋根が気に入って
契約をした自分の家の屋根が
思い通り(寄棟屋根)になっていなかった事が
外部の足場を撤去して初めて分かって
ショックを受けたという内容です。
まぁ
この記事を読んで
記事を書かれた人が説明しているのは
契約前に太陽光発電を無償で増設するサービスで
屋根形状が変わってしまったと書いていますが
施主の言い分は
本来は寄棟屋根で契約していたのに・・・・。
になっていますので
どちらが本当なのか?
ハウスメーカーの方は
最終図面を説明して
施主の捺印を各図面に貰っているから
施主の了承済みと考えている。
双方の食い違いは原因は
ハウスメーカーの説明不足なのか?
それとも
施主が思い込みが強かったので
ハウスメーカーも
自分の思い描いる通りの家を
建てていると思い込んでいた為なのか?
私見で
言わせてもらうのであれば
最終図面に納得して
施主が印鑑を押しているので
この記事の内容だけで判断すれば
施主が訴訟を起こしても勝てないと思います。
施主側とすれば
太陽光発電を無償でサービスすると言ったのは
ハウスメーカー側で
その時に
屋根の形状まで変わる説明は聞いていない!
って言っているけど
最終図面に捺印する時に
流れ作業的に図面90枚に捺印したと言っても
自分の拘っている
屋根形状(立面図)を見なかったのですかね?
と疑問が残りますね!
しかし
太陽光発電を載せた立面図を
最終図面の説明の前に
一度もハウスメーカーが
施主に見せなかったと言うのは
少し無理が有る様に感じます。
気分が高揚しているので
聞き洩らしたのか?
見落としたのでしょうか?
この時に気が付かなくても
上棟時にも気が付かなかったのかな?
外部の足場を撤去する迄
一度も契約図面(立面図)を見なかったのかな?
屋根形状に拘っていれば
無償の太陽光発電が
どの様に屋根に載るのか
気になると思うけど・・・・?
この様なトラブルは
ハウスメーカーが工事を進める為に
施主に確認しながら何もかもが
進められている中で発生します。
しかし
ハウスメーカーが
施主に一つ一つ確認を取った内容(項目)が
ハウスメーカーが思っている程
施主が理解していない事が
多いのではないでしょうか? ⇔ ここが一番の問題点かな?
このYahooニュースの記事を読んで
思った事は
何故この様なトラブルが起きたのか?で有り
ハウスメーカーの
傲慢?な進め方が悪いかの様な
ミスリードは可笑しいと考えます。
この様なトラブルは
何処でも有るのではないでしょうか?
多くの場合は
施主がハウスメーカー任せにせずに
自分でチェックまたチェックを実施し
そのチェックをする事で
トラブルを未然に防いでいます。
しかしたまに
この重要なセルフチェックを適当にされる
施主もおられます。
その施主の方の言い分は
ハウスメーカーはプロなんだから
自分の思っている事を
図面にして家を完成してくれるだろうと
施主側の都合の良い「思い込み」が有ります。
これは大きな勘違いです。
ハウスメーカーも
慈善事業をしている訳では有りませんので
上げ膳据え膳的な事まではしません。
一定の決められた流れ作業で
確認を取りながら進めて行きます。
流れ作業で確認された事を
理解せずにOKを出すと
後からになって
言った言わないのトラブルになります。
例え
自分が捺印していても!
今日の纏めとして
工務店・ハウスメーカーと
トラブルになる原因をお話しました。
トラブルにならない為には
打合せ事項は
一つ一つチェックして返事をしましょう!
トラブルの一番大きな原因は
工務店・ハウスメーカーはプロなのだから
自分の思い描いている家を
形にしてくれるだろうという「思い込み」です!
自分で必ず
特に拘っている箇所だけでも
最重点でチェックしましょう!
どうしても
家の引き渡しまでは
トラブルが大なり小なり出て来ます。
そのトラブルを
最小限に抑える為の方法として
第三者の建築士に
図面等をチェックして貰いませんか?
Y&Y設計事務所では
このブログの様なトラブルを
何件も相談を受けていましたので
トラブルを減少させる為に
「プラン思い込み図面チェック」と言う
サービスを実施していますよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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