2023/07/02
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<断熱・気密性能にはネダレス工法の床組みで!>についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅の
床下断熱材と床下工法のお話です。
下記6月26日のブログ
<既存住宅の購入は2001年以降の住宅を!>
https://www.yandykensa.com/blog/19080
の続きのお話になります。
新築分譲住宅でも
床下断熱材欠損リカバリーを考えませんか?
ってお伝えしている様に
新築住宅でも
床下の断熱材の欠損不具合が多いです。
既存住宅の場合は
新築以上に床下の断熱欠損が多いですね!
断熱欠損が多いのであれば
光熱費の高騰が止まらない現状で有れば
床下断熱リカバリー補修を考えると思います。
予算の事を考えるならば
床下断熱リカバリー補修費用を
少しでも安く補修したいと思いませんか?
下記写真①の様な
厚床合板を使用したネダレス工法であれば
安価に
床下断熱リカバリー補修が出来ますよ!
脇道にそれますが
ネダレス工法(ネダノン)の歴史として
2000年に
品確法で床組仕様の床倍率が制定され
2003年に
住宅金融公庫の「木造住宅工事共通仕様書」において
根太を用いないで厚床構造用合板を
直接、床梁又は胴差に留め付ける方法と明記されました。
この事から考えて
ネダレス工法は
早くて2001年以降の建物に採用され
普及し出したのは
2003年以降と考えられますので
床下断熱欠損リカバリー補修を考えた場合は
2003年以降の既存住宅が狙い目ですね!
2003年以前の床下は
下記写真②又は③の
根太工法と断熱材になりますね!
下記写真②は
築年数が1994年の根太工法で
グラスウール系の断熱材が使用されています。
下記写真③は
築年数が1997年の根太工法で
発泡スチロール系の断熱材が使用されています。
もし
2003年以前の住宅であれば
上記写真③の根太工法で
発泡スチロール系の断熱材の方が
床下断熱欠損リカバリー補修が
安価で施工し易いですよ!
今日の纏めとして
既存住宅を選ぶ時には
2003年以降のネダレス工法の
床下を選ぶとお得かな?
契約前には
床下チェックをしてみて下さいね!!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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