2023/07/03
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<既存住宅の契約前に床傾斜計測は必須ですよ!>についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅を契約する前に
「泣き寝入り」をしたくなければ
床傾斜計測は必須ですよ!と言うお話です。
築年数が何年であっても
床の詳細な傾斜計測を実施しませんか?
何故ならば
既存住宅を購入後に
後悔する一番の不具合事象は床の傾斜です。
売主が買取再販業者で
綺麗にリフォーム工事を実施していても
床の傾斜までを
補修する事が有ったとしても
表面だけの中途半端な補修迄ですね!
買取再販業者が
床の傾斜を補修するという事は
余程酷い傾斜が有るという事です。
例えば
単純に考えて
床の傾斜が10/1000有ったとします。
これに付随して壁の傾斜も10/1000前後有ります。
この場合
床の傾斜のみを水平に補修したとしても
壁の傾斜までは補修していません。
何故ならば
壁の傾斜を垂直にしようとしたら
サッシはそのままなので
サッシ廻り窓枠が歪になってしまいますから。
床のみを補修した場合
高さ2mのタンスを壁際に置いたら
タンスの上か又は下の壁との取合いにすき間が
2cm開いてしまうという事です。
床の傾斜は
敏感なエンドユーザーは気付く事はあっても
壁の傾斜まで気付く人は殆どいませんね!
なので
引越しをして家具を置いて初めて気が付くのです。
まぁ実際に
床の傾斜10/1000を
表面的な補修だけでは
必ず何処かの取り合いで歪が出ますけど
エンドユーザーの方は
ほぼ気が付かないでしょうね!
買取再販業者の考え方は
最初に売値を決めてから
リフォーム工事費用を決めます。
リフォーム工事費が出そうになかったら
その既存住宅を買い取りません。
つまり
その既存住宅の買取価格が高ければ
リフォーム工事費用が
必要最小限の工事費という事になります。
この事から考えても
床の傾斜を根本から補修する事はしないし
販売地域によっては
床傾斜の酷い既存住宅は買い取りをしません。
買い取る場合は
場所が良くて安く物件が手に入る場合は
建替えて新築分譲住宅で販売するでしょうね!
なので
買取再販業者が
綺麗にリフォーム工事をした既存住宅は
契約前には「住宅診断」は必須ですよ!
今日の纏めとして
買取再販物件は
床傾斜計測は必須ですよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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