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既存住宅を購入する前に必ず床下をチェック!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<既存住宅を購入する前に必ず床下をチェック!>についてお話をします。

今日のお話は

既存住宅を購入する時に

気を付ける事をお話をします。

 

最近のブログで

既存住宅を購入されるのであれば

2001年以降の建物を選んで下さい!

と伝えていますが

 

築年数とは直接関係しない

もう一つ

気を付けて貰きたい事を追加します。

 

それは

床下の状況です。

 

ベタ基礎は

今回のお話には直接関係無いので

布基礎でのお話をします。

 

布基礎の場合

床下がのままの場合と

床に防湿シートを敷き詰めて

その上に砂を敷き詰めている場合

床下が防水コンクリート打ちの場合

の3つに大きく分けられます。

 

ここで

気を付けて貰いたいのは

床下が土のままの場合です。

 

それは何故か?と言うと

床下の湿気対策が何もされておらず

且つ

外部の地盤高さよりも床下が低い

場合が殆どなのです。

 

つまり

床下に湿気が溜まり易い状況なのです。

 

湿気が溜まり易いとどうなるか?

この不具合事例が

下記写真です。

 

下記写真①は

床下合板裏側にカビが発生していた事例です。

 

【写真①】

 

 

この建物の場合は

カビが室内にも繁殖していた写真が

下記写真②です。

 

【写真②】

 

 

上記写真②は

押入の中にもカビが発生していたのです!

 

この事からも

床下にカビが発生していれば

この押入の様に目に見える不具合事象でなくても

 

室内にいる人が

そのカビを吸っている事も考えられます。

 

気が付かない内に

健康被害を引き起こしているかもしれないと

あなたは思いませんか?

 

他にも

沢山の不具合事象は有りますが

 

最後に一つの事例として

建物のもともとの敷地の土質なのか

埋め戻し時の土質なのかは分かりませんが

 

硫酸塩が

含まれている土質で有った場合

床下に湿気が多ければ

 

床下の土が湿気た場合に

硫酸塩が毛細管現象により

基礎立上りのコンクリートや

束石の表面に硫酸塩を吸い上げてしまいます。

 

その結果

針状結晶等が発生して

コンクリート表面の強度が

著しく劣化してしまいます。

 

下記写真が

針状結晶によって

劣化してしまった事例写真です。

 

下記写真③は

針状結晶によって

束石にひび割れ(強度劣化)の不具合事例です。

 

【写真③】

 

 

下記写真④は

針状結晶によって

基礎立上り表面が表層剥離した強度劣化の事例です。

 

【写真④】

 

 

上記写真④の場合は

特に水廻りの基礎表面が

酷く表層剥離していました。

 

この上記の写真の様に

布基礎で床下の土のままの場合は

床下が湿気やすいので要注意ですよ!

 

 

今日の纏めとして

既存住宅を契約する前に

一度床下の状況を

床下収納庫などの蓋を開けて見ませんか?

 

もし

床下の状況が土のままでしたら

 

後悔したくなければ

床下に入っての調査が有る

「住宅診断」を依頼しましょうね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

新築住宅の「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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