2023/07/07
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜外壁面に藻類・カビが発生していれば要注意！＞についてお話をします。
今日のお話は
既存住宅を契約する前に
外壁面のチェックは必須！と言うお話です。
下記写真①～③を見て下さい。
下記写真の様に
外壁に藻類又はカビが発生している建物は
何の対策も無しに
単純に塗替えメンテナンスをすれば
良いと言うものでは無いですよ！
今日は
この事をお話します！
上記写真①～③の事例の様に
藻類又はカビが発生する面は
北面側が殆どですが
その発生原因は
建物の状況によって違うのかもしれませんが
明快な回答はＳＮＳで調べても出て来ません！
専門の先生が
ユーチューブ等で説明している多くは
外壁通気構法が未完結という説明です。
以前迄は
私自身も同じ考え方でした。(笑)
この説明であれば
外壁体内に結露する事は説明できるかもしれませんが
それが何故
外壁に藻又はカビが発生する事に繋がるのか？
それと
外壁通気構法に問題が無いはずの
北側軒面側の外壁面にも発生します。
この事に対する
明快な説明を求めても
ハッキリした回答は結局頂けませんでした。(笑)
なので
自分自身で色々考えて見て
私見での原因説明として
下記ブログに記載していますが
結局ハッキリした事は分かりません！
＜北側外壁面にカビ・藻類の発生メカニズムは？＞
https://www.yandykensa.com/blog/17078
何故ならば
実際に同じ地域で同じくらいの年代の建物を
何件も直接外壁面を剥がして
内部を検証する事は現実的に不可能ですから！
たぶん誰も
結論を出す人は出て来ないだろうな？
私の様に仮説を出す人がいてもね！
少し話が反れたので本題に戻ります。
既存住宅を契約前に
上記写真事例の様に
外壁に藻類又はカビが発生している建物は
外壁塗替えメンテナンスを実施しても
また同じ様に
外壁に藻類又はカビが発生してしまいます。
なので
外壁に藻類又はカビが発生を遅らせる方法を
外壁塗装屋さんに相談して下さいね！
おそらく
ナノ親水塗料とか防カビ塗料とかに
なると思います。
今日の纏めとして
外壁に藻類又はカビが発生している建物は
また同じ様に
外壁に藻類又はカビが発生する覚悟が必要です。
道路が北面の場合は
外壁塗替えメンテナンスの回数が
他の建物よりも増えるかも！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
少しでも不安（泣き寝入り）を少なくしませんか？
勿論
入居後の不具合事象に関する電話相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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