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間仕切壁のファイヤーストップは必須施工!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<間仕切壁のファイヤーストップは必須施工!>についてのお話をします。

今日のお話は

2階天井裏の

気流止めファイヤーストップのお話です。

 

下記資料①の

2階天井裏部分の気流の流れを見て下さい。

 

【資料①】

 

 

気流止めをしていなかった場合は

上記資料①の様に小屋裏に気流が流れてしまいます。

 

気密住宅の場合は

間仕切壁の上部は

梁までPBを張上げ

小屋裏に気流が流れない様にするか

 

間仕切壁の上部に当て木

又は

下記写真①の様に

グラスウールなどの断熱材を

詰める方法で気流が流れない様にします。

 

省令準耐火構造の場合も

ファイヤーストップとして

気密住宅と同じ様に

間仕切壁の上部を塞ぎます。

 

【写真①】

 

 

 

気密住宅でも省令準耐火構造でない

普通の住宅の場合は

 

下記写真②の様に

間仕切り壁上部には

気流止めなどの施工は

していない事が多いですね!

 

【写真②】

 

 

しかし

上記写真②の様に

間仕切壁の上部を塞いでいなければ

 

2030年基準の

断熱等級5以上の仕様であっても

床下に入って来た外部の空気が

 

間仕切壁を

通って小屋裏に逃げますので

 

エアコンを常時付けていなければ

室内の温度は外部の温度に近くなります。

 

 

2階天井裏(上部に居室が無い)の場合

ファイヤーストップ部分

上記写真①の様に

梁下まで断熱材などを張上げる事は不要で

 

下記写真③の様に

間仕切壁上部の空間に

天井断熱材を詰めるのではなくて

敷き並べる事で事が足ります。

 

この場合は

気流止めにはなりません!

 

【下記写真③】

 

 

今日の纏めとして

国土交通省

2025年、2030年省エネ基準では

断熱等級は決められています。

 

しかし

気密性能に関しては

何も基準を決めていません。

 

気密性能の基準を決めていない事は

完全に片手落ちですので

 

国土交通省が決めなくても

上記写真①の様に

ファイヤーストップの施工は

最低限の施工と考えませんか?

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

新築住宅の「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

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住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

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