2023/07/18
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<住宅プラン作成時の日射遮蔽の考え方として!>についてお話をします。
今日のお話は
簡単なパッシブデザイン住宅のお話です。
パッシブデザインとは
太陽の光と熱や風などの
自然の力を建物にしつらえによって利用する設計手法です。
では
パッシブデザインで
どの様な事を行うのか?
①建物の敷地環境を考える
②太陽光や風などの自然エネルギーを活用する
③省エネルギーを実現させる
などが有ります。
今回は
比較的分かり易い
日射遮蔽のお話をしてみます。
建物の状況(教材)として
夏至の12時時点での
1階LDK掃出しサッシ箇所の
日射がどの様に変化するかを
簡単に検討して見ました。
下記資料①は
掃きだサッシの上にバルコニーが有る場合は
掃出しサッシ部分からは
日射が室内に入っていませんね!
下記資料②は
バルコニーが無い状態で
窓庇の出を350㎜にした場合
掃出しサッシ部分からは
きりきり日射が室内に入っていません!
下記資料③は
掃出しサッシの窓庇も無くした場合
夏至の12時に日差しが
室内に入っている事が分かりますね!
この事から分かる様に
夏至の時期から盛夏にかけての
暑い日差しを室内に入れる事は
室内で
快適に過ごそうと思えば
その分エアコンなどの光熱費がかかってしまいます。
注文住宅等で
プランを考える時は
日射遮蔽を
シッカリ考えておくと良いですね!
今日の纏めとして
実際の敷地に建物を計画する場合は
隣の建物の配置等でも
日射遮蔽計画が変わります。
依頼する
工務店の建築士が
パッシブデザインを理解しているかどうかを
事前に
確認された方が良いですよ!
大手ハウスメーカーの
建築士だから安心では無いですからね!
新築分譲住宅の場合は
後付けの日除けシェードで
日射遮蔽を考える方法も有りますよ!
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
パッシブデザイン住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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