2023/07/23
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます!
今回は、<2000年以前の住宅リフォームには要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
自宅のリフォーム工事には
要注意ですよ!のお話です。
特に広島の場合で
2001年の芸予地震以前から
建っている住宅に住んでいる方へ
外壁・屋根の塗替えメンテナンスは
最低でも1回は実施していると思います。
2000年以降の住宅の場合は
地盤調査を実施して
地盤補強を実施して
建てていると思いますが
それでも
鋼管杭などの補強をしていなければ
造成地で低い法面が有る敷地の家の場合は
大なり小なり
敷地の低い方へ家が傾いている可能性は
大変大きいと考えます。
ただ
地震後には
外壁・基礎のひび割れなどの被害は
見た目で分かりますが
床の傾斜に関しては
気が付き難い事が多いですね!
気が付かないのかな?
地震で床が傾く発想までは
頭が回らないようですね!
なので
リフォーム工事を実施する時でも
床の傾斜を補修する事までは気が回りません。
もし
外壁の塗替えメンテナンスをする時に
一緒に
室内もリフォーム工事もしようと
考えられると思いますが要注意ですよ!
リフォーム工事を
請け負う工務店が言うには
リフォーム工事契約前に
依頼者から
床の傾斜も直して欲しいと言われていなければ
工事中に
床の傾斜に気が付いても
何も知らなかった様に施工をしてしまいます。
工務店としては
事前調査時に床の傾斜が分かった場合
傾斜が6/1000以内であれば
床の傾斜が有りますが
許容範囲内ですが如何されますか?
って施主に伝えたとしても
その後続く説明で
殆どの依頼者の方は
許容範囲内であれば
床の傾斜のまま仕上げてしまいますが
如何しますか?と言う話の後に
床の傾斜を直すのであれば
床を全部剥がしてレベル調整すれば
リフォーム工事代が
凄く増えますが如何されますか?
と言って
床に傾斜が有った事を依頼者に報告します。
依頼者の心理として
もうリフォーム後の事に頭が行っているので
他の人も
あまり直さないのであれば
床の傾斜は直さなくて良いですよ!
って言わされるように
巧みに誘導されます。
まぁ
これが後になって後悔してしまうのですね!
何故ならば
リフォーム工事前の
床の傾斜に関しては
気にしていなかったのですが
リフォーム工事後に
綺麗に仕上がった後になってみると
何故かしら
床の傾斜の事が
急に気になり出すのです!
今日の纏めとして
2000年以前の建物を
リフォーム工事をする場合は
必ず
床・壁の詳細な傾斜計測を実施して
補修する事をお勧めします。
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか?
Y&Y設計事務所は
新築住宅の「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?
勿論
設計事務所として
パッシブデザイン住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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